前回は「杓子定規的ではなく「柔軟な発想」を持つ大事さ 3〜差出人に変装されてきたレターパック・百聞は一見にしかず・厚さを実証・届いてこそ初めて意味がある郵便物〜」の話でした。
とにかく「申し訳御座いません」の日本社会
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今回は「申し訳御座いません」の話です。
日本人ほど「謝る」のが好きな民族は、いないのではないでしょうか。
なんでもすぐに
申し訳
御座いません!
となります。
例えば、不祥事を起こした企業のトップ・責任者が記者会見する時。
この記者会見では、「必ず見られる光景」があります。
決まってまず直立不動で起立してガバッと一斉に頭を下げて、
この度は
申し訳御座いませんでした!
で始まります。
こういう絵は海外の不祥事では、まず見受けられないことで、「非常に日本らしい」現象だと思います。
問い合わせでも「申し訳御座いません」の連呼の日本
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問い合わせなどで、何かと「申し訳御座いません」を、連呼されることが多いです。
問い合わせ電話で、
この点を
対応いただきたいのですが・・・
と依頼しても、
申し訳
御座いません。
その件は、対応しかねます。
申し訳御座いません・・・
と連呼されて、こちらの要望が全く通らないことが実に多いです。
謝られても何もならないのです。
こちらは
謝って
欲しい。
と依頼しているのではなく、
対応して善処して頂き、
こちらが何かを進められるようにして欲しい・・・
のです。
それに対して「ひたすら謝られる」のは嬉しくもなんともなく、ストレスしか残りません。
海外の「謝罪」に対する考え方
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海外と電話やメールなどでやりとりしていると、
申し訳
御座いません。
みたいなニュアンスが出てくることは、ほとんどないです。
謝るのではなく、
なんらかの対処を考えることの方が大事だ・・・
という認識が通念としてあるように感じます。
「謝られている方」に、とっても遥かにメリットがあります。
前例主義ばかりの日本に対して、すぐに対応しようとする欧米との大きな違い。
欧米の方々はは、間違いがあっても謝るのではなく、対処法を考えようとする傾向にあります。
対して、日本人は「まずは謝る」という感じがします。
社会通念として、
まずは頭を
下げるべき!
という感じがあります。
しかし、頭を下げるのは相手に対して「負けている」を自ら認めることになります。
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混迷を強めるウクライナ問題。
各国首脳が
どのように双方の折り合いをつけて、
ロシアとウクライナの停戦に持ってゆくか・・・
で頭を悩ましています。
欧米側の観念では、「プーチン大統領が悪い」ことになります。
ところが、プーチン大統領は「謝罪する」なんて考えもしてないでしょう。
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やりかたが
マズかった点があるかもな・・・
と思っているかもしれないプーチン大統領ですが、
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俺が悪いだと?
そんなわけないだろう!
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悪いのは、NATOであり、
United StatesでありEuropeの連中だ!
が本音でしょう。
外交の場で、各国首脳は実に堂々と「私の考え」や「自国の立場」を主張します。
対して、日本の首相が「堂々と外国に主張する」光景は、あまり見られないことです。
外交や国際社会においては、「謝ったら負け」であることを、海外首脳・幹部はよく承知しているのです。
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「申し訳御座いません」と、電話等で言われることがよくあります。
それに対して僕は、
謝らなくていいですよ。
別にあなたが悪いわけではないのですから。
と言うことが多いです。
本当に相手が悪くて「謝られる」ならば、まだ分かります。
「悪くない」相手の方に謝られても、こちらが困ってしまうのです。
謝られて終わりなら、
なんのために、電話したのか・・・
が「依頼している側」の考えです。
「自分が悪い」とは考えない国々と「大人しい」日本
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まして、自分・自分達が「悪い」とは「考えもしない」方々が国家元首である国々に囲まれた日本。
これらの国々に囲まれた「大人しい」日本。
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ミサイルを打ち込まれても、何をされても、
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遺憾です・・・
と「大人しい」対応しかしない日本。
これでは、
Japanは、何をしても
文句言ってこないな・・・
と考えられても仕方ないことで、さらに「相手が悪い」としか思わない方々は尚更でしょう。
「すぐに謝罪するのではなく、対処法を考えて、然るべき手を打つこと」が非常に大事です。
この「すぐに謝罪する」風習・文化は、日本が国家として見直すべきでしょう。