杓子定規的ではなく「柔軟な発想」が広がって欲しい 3|社会問題

前回は「杓子定規的ではなく『柔軟な発想』が広がって欲しい 2」の話でした。

送付したレターパックが「規定外」で返送され、電話で問い合わせようとしました。

しかし、「規則で・・・・」で終わると思い、やめました。

ならば、どうするか?です。

これは実際に「返送されたレターパック」を見てもらい、少し押せば「規定の3cmを下回る」事を実証しなければなりません。

返送した「所轄の郵便局」は少し遠方なので、付近の郵便局へ行きました。

違う郵便局ですが、事情を説明して「これはないのでは。」と伝えました。

窓口の担当者は「お客様の仰ることはわかりますが、規則も御座いまして・・・」と言います。

郵便局には、「規定の3cmを計測」するスチールかアルミ製の開口の定規のような道具があります。

弊社に返送されたレターパックを少し押すと、この道具の穴を通り抜けました。

「少し押して規定内に収まる程度なら、『規定外』とはせずに配送して欲しかった。」と伝えました。

担当者は「仰る通りです。しかし郵便局側でお客様の郵送物を勝手に圧縮するわけにもいきませんでして・・・・・」と言います。

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そこで僕は言いました。

「事業者としてのその指針は分かります。

しかし郵便物は『届いてこそ』初めて意味があるのではないでしょうか。

圧縮して多少折れ曲がろうが、傷つこうが『届かなければ意味がない』のです。」と。

担当者は、「分かりました。ではこちらでお預かりし、送付します。」と対応してくれました。

ここで、まだ「規定でして・・・・・」とならなかったのは、理解ある方で本当に良かったです。

これがヤマトや佐川急便などの民間輸送業者なら「こういうことは決してしないだろうな。」と思いました。

預かった客の送付物を突き返して、その客が反論してきたら、そういう対処をする方が「コストも手間もかかる」でしょう。

なんだか自分が、クレーマーになった気持ちになりました。

あまり良い気持ちではなかったです。

また、郵便局へ行ってクレームを伝えて対処してもらうのに、30分ほどかかり、朝から疲れ果ててしまいました。

「僕は何やってんだろう?」と思わず思いました。

規定・ルールはなければなりません。

欧米でも郵便局での規定はしっかりあると思いますが、日本同様に「杓子定規的」なのか「もう少し柔軟性がある」のか、はっきりしません。

世界に対して、なんとなく「ハッキリしない」日本という国家の色。

ロシアのウクライナ侵攻の中、こうした「前例主義」や「異常に煩雑な申請」そして「無意味なハンコ」など「おかしいこと」が多すぎる日本。

日本は「改革」というより「普通」になってゆくべきではないでしょうか。

ルールは必要です。

しかしそれに固執してしまうと、世の中がうまく回らないのではないでしょうか。

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