杓子定規的ではなく「柔軟な発想」を持つ大事さ 3〜差出人に変装されてきたレターパック・百聞は一見にしかず・厚さを実証・届いてこそ初めて意味がある郵便物〜|社会問題

前回は「杓子定規的ではなく「柔軟な発想」を持つ大事さ 2〜相手に届かずに「戻ってきた」レターパック・返送の理由:厚さオーバーと「厚さ」の測定の仕方・郵便局の規則とルール〜」の話でした。

目次

差出人に変装されてきたレターパック

レターパック(新地球紀行)

テレワークしている社員の「図面チェック」のために、前の週の週末に送ったレターパック。

このレターパックは、
規定の3cmを超えているので・・・

受領できませんので、
返送します。

ということで送付したレターパックが「規定外」で返送されました。

そこで、電話で問い合わせようと考えました。

ところが、電話して話したところで、

規則ですから
・・・・

で終わると思い、やめました。

ならば、どうするか?です。

実際に「返送されたレターパック」を「見てもらう」のが最も良いと思いました。

電話で、

書類だから、
少し押せば厚さの規定の3cmを下回ります。

と説明したところで、

そうですか。
その場合、規定を満たしますね・・・

とは「ならない」ことは、目に見えています。

百聞は一見にしかず:厚さを実証

東京(新地球紀行)

少し押せば「規定の3cmを下回る」事を「実証する」必要があります。

返送した「所轄の郵便局」は少し遠方なので、付近の郵便局へ行きました。

違う郵便局ですが、事情を説明して

書類なのに、
これ(返送)はないのではないですか?

と伝えました。

窓口の担当者は

お客様の仰ることはわかりますが、
規則も御座いまして・・・

と言います。

郵便局には、「規定の3cmを計測」するための、スチールかアルミ製の開口の定規のような道具があります。

弊社に返送されたレターパックを少し押すと、この道具の穴を通り抜けました。

・・・・・

無言の郵便局員の方。

少し押して、
規定内に収まる程度なら・・・

「規定外」とはせずに
配送して欲しかったです。

と伝えました。

担当者は

仰る通りです。
しかし郵便局側でお客様の郵送物を・・・

勝手に圧縮するわけにも
いきませんでして・・・・・

と言います。

届いてこそ初めて意味がある郵便物

この郵便局の方の「言い分」も分からなくはないです。

「郵送物を勝手に圧縮して破壊」することは、配送業者としては問題です。

ところが、配達物は「書類」であり、「書類を圧縮しても破壊することにはならない」のです。

そこで僕は言いました。

事業者としての、
その指針は分かります。

しかし、郵便物は届いてこそ
初めて意味があるのではないでしょうか。

圧縮して多少折れ曲がろうが、傷つこうが
「届かなければ意味がない」のです。

と。

担当者は、

分かりました。
ではこちらでお預かりし、送付します。

と対応してくれました。

ここで、また

規定でして・・・・・

とか、

申し訳
ございません・・・

とならなかったのは、理解ある方で本当に良かったです。

これが、ヤマトや佐川急便などの民間輸送業者なら、こういうことは決してないでしょう。

預かった客の送付物を突き返して、

一体これは、
どういうことなんだ!

その客が反論してきたら、そういう対処をする方が「コストも手間もかかる」でしょう。

なんだか自分が、クレーマーになった気持ちになりました。

あまり良い気持ちではなかったです。

また、郵便局へ行ってクレームを伝えて対処してもらうのに、30分ほどかかり、朝から疲れ果ててしまいました。

僕は
何やってんだろう?

と思わず思いました。

規定・ルールはなければなりません。

欧米でも、郵便局での規定はしっかりあると思います。

日本同様に「杓子定規的」なのか「もう少し柔軟性がある」のか、はっきりしません。

世界に対して、なんとなく「ハッキリしない」日本という国家の色。

ロシアのウクライナ侵攻の中、こうした「前例主義」や「異常に煩雑な申請」は即停止すべきでしょう。

そして「無意味なハンコ」など「おかしいこと」が多すぎる日本。

日本は「改革」というより「普通」になってゆくべきではないでしょうか。

ルールは必要です。

しかし、「ルールに固執してしまう」と、世の中がうまく回らないのではないでしょうか。

次回は上記リンクです。

新地球紀行

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