異常に長い日本の手続き・審査期間②〜何が理由か不明な「とても長い」審査期間・「待っても待っても来ない」証書・デジタル化・AIと人間の窓口・あるべきコンピューターと人間の違い〜|社会問題

前回は「異常に長い日本の手続き・審査期間①〜全くない「対案の気配」・要望に対して「申し訳ありません」の連続・ひたすら待たせられる審査〜」の話でした。

目次

何が理由か不明な「とても長い」審査期間

富士山(Wikipedia)

うちの保険は、比較的低コストで、
カバーする範囲も広いです。

代表者の方、社員の方、みなさんに喜んで
頂けるという自信があります。

電話でアポを受けて「法人向け保険」の説明を、とある保険会社の営業担当者から受けました。

営業担当者は「売りたい」から営業に来ていることは、十分わかっているのですが、

なかなか
良さそうだ・・・

社員も喜んで
くれそうだ・・・

と考え、加入を決めました。

ご加入頂けそうで、
有難うございます。

後日、ご契約書類を送付いたしますので、
記入いただき、ご返信ください。

そして、保険契約の手続きの書類を作成し、送付しました。

銀行引き落としの確認の電話連絡が来たので、後は証書を待つのみ。

それほど
長い時間はかからないだろう・・・

と思っていました。

まあ、2週間以内には、
手続き完了のはず!

とも思っていました。

保険である以上は、「一定の審査」が必要です。

そして、会社の財務・業務の信用性、あるいは社会性の調査も必要でしょう。

大事なことは、今回は「弊社から申し込んだ」のではなく、「営業担当者が来て、契約した」のです。

保険会社である以上、「加入が難しそうな会社」には、そもそも営業するはずがないでしょう。

信用調査会社の調査結果などをもとに、「事前に審査している」はずなのです。

それでも、なかなか証書が届きません。

毎日ポストをみて、

早く証書が
来ないかな。

と待ち望んでいました。

「待っても待っても来ない」証書

ひたすら証書が届くのを待っています。

でも、「来ない」のです・・・・・。

「10月から加入」の手続きで、10月はすでに1週間経過したので、

これはなんらかの問題か、
ミスかな?

と思いました。

そこで、保険会社に電話で確認します。

先日、契約書を送付したのですが、
証書が届きませんが・・・

すると、

申し訳ありません。
証書をお送りするのはもう少し先です。

とのことです。

私たちとしては、保険は「対象となる状況(事故・病気)」にならなければ、必要ありません。

だから、その「対象となる状況(事故・病気)」にならない限りは、証書は不要ですが、大事なサービスがあります。

社員も楽しみにしている「ネットの福利厚生サービス」です。

ならば、ネットの福利厚生サービスを
社員に使って欲しいので・・・

弊社の番号を
教えて欲しい

と要望すると、

他の部署の管轄で、
まだ番号が決まっていません。

とのこと。

他の部署に聞いて、
教えていただけませんか。

それは
出来ません。

そうですか・・・・・

と答えます。

ガッカリして、電話を切ったのです・・・・・。

なぜ、こんなにも審査に時間がかかり、申し込んだサービスが受けられないのかが謎です。

デジタル化・AIと人間の窓口:あるべきコンピューターと人間の違い

東京(新地球紀行)

さらに待つこと1週間ほど。

ようやく、営業担当者から、

御社の番号が
決まりました!

番号は
〜です!

と電話で番号を教えてくれたのですが、証書が届いたのは、10月20日。

「初月無料」ならば、全然OKです。

「福利厚生サービスも含んだ」契約で、「すでに金額が発生している」のに「サービスが使えない」事態。

これは、おかしいのではないでしょうか。

担当者は気を利かせてくれたみたいですが、それとて半月経過後です。

なぜ契約したサービスが使用できないのに、
お金は取られるのだろう・・・

と思います。

保険手続きは、こちらの会社が「どういう会社か」「まともな会社か」などの審査もあるでしょう。

それは、事前に担当者が弊社を訪れて、会社の様子を見て、代表者である私と直接会って確認済みです。

さらには、そういう調査は与信調査会社を当たれば、すぐに情報は出てくるはずです。

なんでも長い我が国の「手続き期間」。

国が「デジタル化」を本気で進めるならば、こういう手続き期間は、もう少しなんとか短くして欲しいです。

「デジタル化」でコンピューターに任せる業務が増えたなら、「人間」の方は、もう少し頭を使って欲しい。

人間の方は「対案を出す」とか「対応策を取る」などを、もっとやって欲しい。

でなければ、「人間が対応する」意味がないでしょう。

そもそも、こちらが何か要望しても、

それは
出来ません。

とか、

ご対応いたしかねます。
申し訳ありません。

と答える日本の問い合わせ窓口。

これならば、こちらの要望・質問を理解していようと、してなかろうと、

それは
出来ません。

になるのですから、「自動音声と同レベル」なのです。

これでは、問い合わせ窓口が「人間である意味」が全くないでしょう。

ひょっとすると、消極的で「あまり考えない」人間よりはAIの方が「マシな対応」を取れるのかも知れない。

「人間ならでは」のことを、積極的にやってくれる世の中になって欲しいと思います。

新地球紀行

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