異常に長い日本の手続き・審査期間①〜全くない「対案の気配」・要望に対して「申し訳ありません」の連続・ひたすら待たせられる審査〜|社会問題

前回は「複雑怪奇な助成金申請〜シンプルなシステムへ・遅れるI T化・追加書類の嵐〜」の話でした。

目次

手続き期間が異常に長い日本:全くない「対案の気配」

富士山(Wikipedia)

今回は「手続き期間の長さ」の話です。

外国もそういう面があるかもしれませんが、日本はなんでも「手続き期間」が異常に長いです。

なぜ、こんなに異常な期間がかかるのが「謎」なくらい、長い長い時間がかかります。

審査・手続き期間が長過ぎて、こちらが忘れた頃に手続きが完了したりすることもあるので、

手続きが完了しましたので、
通知致します。

なんの申請を
したんだっけ?

と、思わず考えてしまうほどです。

外国でもそういうことはあるかと思いますが、特に欧米の場合、こちらがなんらかの要望を伝えると、相手も考えてます。

そして、「対応策や対案を出してくれる」ことが、ほとんどのケースです。

日本の場合、対案が出てくるどころか、その「対案の気配」すら全く感じられません。

要望に対して「申し訳ありません」の連続

東京(新地球紀行)

手続きや審査期間が長いので、

もう少し早く
出来ないでしょうか。

と言っても、

申し訳
ありません。

と謝るばかりで、何も進展しないのです。

謝られても何もならないし、意味がないのです。

先日、弊社社員のために怪我や入院などの保険に入りました。

社員だけではなく、代表者も含む保険なので、

これは、社員も喜ぶし、
良さそうだな。

と考え、費用対効果も検討の上、加入を決めました。

そもそも、加入を決めたのは、営業の方が弊社に来て、

この保険は、
費用を考えると、とてもお得です。

と説明されたことが、キッカケでした。

法定福利厚生は、もちろんきちんとやっています。

ところが、創業して10年余りの間は仕事ばかりで一生懸命で、「法定外」までは考えが及びませんでした。

「その余裕もなかった」のが実情です。

この保険には、最近流行りのネットの福利厚生サービスが付いていて、それも保険の売りでした。

映画館のチケットやホテル・旅館の代金が少し割引になるサービスです。

ひたすら待たせられる審査

東京(新地球紀行)

こういうサービスの値引金額は大きい金額ではないことが多いです。

それでも少し値引きになると「得をした」気分で、ちょっといい気分になります。

怪我や入院費用補助も大事ですが、それは「そういう事態」にならなければ関係がないのが現実です。

一方で、「使う可能性が高い」福利厚生サービスは重要です。

社員にも

来月から
新たに保険に加入しました。

怪我などの保障はもちろん
お得な福利厚生サービスがつくから、楽しみにして!

と伝え、

それは、とても良いですね!
楽しみです!

と、社員も喜んでいました。

もちろん、申請したら審査があるのですが、役所ではなく民間企業なので、

それほど
長い時間はかからないだろう・・・

と思っていました。

まあ、2週間以内には、
手続き完了のはず!

一応、保険である以上は、「一定の審査」が必要でしょう。

会社の財務・業務の信用性、あるいは社会性の調査も必要でしょう。

大事なことは、今回は「弊社から申し込んだ」のではなく、「営業担当者が来て、契約した」のです。

保険会社である以上、「加入が難しそうな会社」には、そもそも営業するはずがありません。

信用調査会社の調査結果などをもとに、「事前に審査している」はずなのです。

審査した上で、営業に来ているのだろうから、
手続きは、意外に早いかも・・・

こう考えていました。

ところが、「甘かった」のです。

いつも通り、やはり結構長い時間がかかりました。

正式な証書が当社に到着するまで、正式な申請から1月ほどかかったのです。

なぜ、こんなに
長い審査期間が必要なのか・・・

と理解が出来ません。

コンピューターの性能も大きく向上し、証書は定型だから、「簡単なはず」です。

全体的に、もう少し申請手続き期間は短くして欲しい。

岸田文雄 総理大臣(Wikipedia)

それには、まずは

手続きや審査期間を
短くするのだ!

と総理大臣が率先し、物事を進めてほしい。

孫武(孫子)(Wikipedia)

兵は拙速を
尊ぶ!

とも言われています。

しかも、日本政府・役所が審査するのは、「助けを求めている方・組織」であることが多いでしょう。

この時、「ゆっくり審査している場合ではない」ことを、総理大臣・閣僚がハッキリ認識すべきでしょう。

新地球紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次