前回は「大変な思いをする助成金申請〜もう少しシンプルなシステムにしよう〜」の話でした。
今回は「手続き期間の長さ」の話です。
外国もそうかもしれませんが、日本はなんでも手続き期間が異常に長いです。
審査・手続き期間が長過ぎて、こちらが忘れた頃に手続きが完了したりすることもあります。
外国でもそういうことはあるかと思いますが、特に欧米の場合、こちらがなんらかの要望を伝えると、相手も考えてます。
そして、対応策や対案を出してくれることがほとんどです。
日本の場合、対案が出てくるどころか、その「気配」すら全く感じられません。
手続きや審査期間が長いので、「もう少し早くして欲しい。」と言っても「申し訳ありません。」と謝るばかり。
謝られても何もならないし、意味がないのです。
僕は会社経営者ですが、昨年社員のために怪我や入院などの保険に入りました。
法定福利厚生は、もちろんきちんとやっています。
創業して10年余りの間は仕事ばかりで一生懸命で、そこまで考えが及びませんでした。
「その余裕もなかった」のが実情です。
この保険には、最近流行りのネットの福利厚生サービスが付いていて、それも保険の売りでした。
映画館のチケットやホテル・旅館の代金が少し割引になるサービスです。

こういうサービスの値引金額は大きい金額ではないですが、少し値引きになると「得をした」気分で、ちょっといい気分になります。
怪我や入院費用補助も大事ですが、それは「そういう事態」にならなければ関係がないので、「使う可能性が高い」福利厚生サービスは重要です。
社員にも「10月から新たに保険に加入しました。怪我などの保障はもちろん、お得な福利厚生サービスがつくから、楽しみにして!」と伝え、社員も喜んでいました。
もちろん、申請したら審査があるのですが、役所ではなく民間企業なので「それほど長い時間はかからないだろう」と思っていました。
しかし、やはり結構長い時間がかかり、正式な証書が当社に到着するまで、正式な申請から1月ほどかかったのです。
全体的に、もう少し申請手続き期間は短くして欲しい。