前回は「ウクライナの強い姿勢」の話でした。

ロシアのウクライナ侵攻において、もっとも活発な活動をして、西側を主導しているジョンソン英首相。
「コロナ下での官邸パーティー」が、英国で大問題となっています。
与党・保守党内からも次々と「首相辞任要求」が出ており、事態は非常に切迫しています。
かなりカラーが強いジョンソン英首相は、敵も多いのでしょう。
その面では、トランプ前米大統領と似ているかもしれません。

かなり足元がグラついた状況となったジョンソン英首相。
こうした中、ロシアはウクライナで攻勢を強めています。
米英の軍事援助を受けているウクライナが、かなり押し返しているものの、ロシアが東部で猛攻を続けています。
ジョンソン首相が国内で悪評が立ち、目を国内に向けざるを得ない状況。

プーチン露大統領は、チャンスと見ているのでしょう。

チャンスだな!
避難用の装甲車に乗っていた、32歳のフランス人ジャーナリストが、ロシア軍の砲撃を受けて亡くなりました。
国家元首として、非常に強いカラーと個性を出し続けているジョンソン英首相。
このカラーと個性によって、ロシアのウクライナ侵攻に歯止めがかかり、フィンランド・スウェーデンは救われました。
「コロナ下での官邸パーティー」は首相・英政府の信頼性を著しく損なう事態であることは事実でしょう。
そして、信頼性なくして政治は成り立たないでしょう。
「コロナ下での官邸パーティー」をジョンソン英首相のマイナスとしても、上記のプラス面は非常に大きい。
是非ともジョンソン英首相には、この国内的危機を乗り越え、ウクライナという国外的危機に専念できるようにして欲しい。