前回は「拒否することの大事さ〜トップは矜持を持って、時には断固拒否しよう〜 3」の話でした。
今回は、各国首脳のカラーの話です。
高度成長期〜バブル期と比較して、経済力や科学・技術力に陰りがあるとはいえ、日本はまだまだ大国の一つです。
様々な海外のメディアで調べてみても、国家の総合力として日本は大体7-10位くらいには入ります。
様々な指標があり、軍事力に関しては日本の自衛隊がある程度の軍事的能力を保持しています。
それを行使することには、他国では考えられないような異常な制約があります。
「どのように評価しているか」には賛否両論あると思います。
大抵の場合は米国が1位で、これは誰しも文句は言えないでしょう。
続いて中国やロシアが続き、ヨーロッパの英国・フランス・ドイツが続きます。

基本的に日本は「最高で7位」という位置付けになります。
これらの国より「日本が劣っている」わけではありません。
世界における「日本の存在感は世界7位より上」とはとても言えない状態にはなっているのが実情です。
むしろ、総合的な国力では世界7位であっても、世界における存在感は「10位に入るかどうか」ではないでしょうか。
国家元首は強いカラーを持っている方が多いです。

トランプ米前大統領は、「個性・カラーがあり過ぎる」人物ともいえると思います。
プーチン露大統領や習近平国家主席も、非常に強烈なオーラを出しています。
Boris Johnson英首相もハッキリした、彼だけの個性が光っています。

世界において「日本の首相は?」となると、Abe、Koizumiあたりはそれなりの知名度があると思います。
しかし、「それ以外は?」となると途端に怪しくなるように思います。

あまり広くは認知されていない状況です。
以前から指摘されていることですが、特にバブル後の「首相がコロコロ変わる」状態が続いたのが一つの理由だと思います。
発足してまだ間もない岸田総理。
世界に対して「自らの個性・カラー」を強く打ち出して、日本を世界にアピールして欲しい。