前回は「世界情勢と日本の立場」の話でした。
ウクライナ情勢が非常な緊迫感を帯びてきました。
日本にとっては遠い国かもしれませんが、米国・ヨーロッパ・ロシアの間で表で、水面下で大きな駆け引きをしているのでしょう。
日本は、ちょっと蚊帳の外の感じです。

ゼレンスキー大統領は「国家存亡の危機」というメッセージを発信しています。

その中「国旗を掲げ、国家を斉唱して国民に結束呼びかけている」状況です。
JP

ウクライナ大統領、16日の「国民結束」呼び掛け 侵攻の報道巡り
ロシアが16日にウクライナ侵攻を開始する可能性があると一部の欧米メディアが報じる中、ウクライナのゼレンスキー大統領は、この日に国旗を掲げ、国歌を斉唱して結束を示…
首都キエフもまた非常な緊張感が走っているようです。
紛争にならないことを願いたいですが、日本の国民としては「国家を斉唱して結束呼び掛け」には共感すると同時に、羨ましい気持ちになりました。

日本では卒業式などで「君が代を斉唱するかどうか」みたいな議論があります。
これでは「君が代を斉唱して結束を呼び掛け」とはならないことは明白です。
国際舞台において「日本は関係ない」とばかりに蚊帳の外に置かれて、国旗はまだしも「国歌斉唱で結束」とは程遠い日本。
この機会に、国家「君が代」の位置づけを再考するべきと思います。