前回は「上は向かなくても前を向いて、ハッキリと相手に意思を伝えよう! 3」の話でした。
最近、ウクライナの緊迫度が非常に高まっています。
ロシアとNATO・ヨーロッパ・米国の思惑のすれ違いが原因ですが、さすがにロシアも強引すぎるように感じます。
各国のメディアなどを見ていると、どうも日本は「蚊帳の外」に置かれている感じがします。
もっとはっきり言えば、「どうでも良い存在」というか。
これは、日本人としては非常に悲しいことなのですが、「武力も大した影響力もない国は引っ込んでいろ!」ということなのでしょうか。
昔、日本が世界第2位の経済規模を持っていた頃は、世界各国からATMのごとく扱われていました。
もう30年前になりますが、湾岸戦争の際には1兆円を拠出したのに、クエートが米国誌に「感謝広告」を出したときには、我が日本の名前はないという事態もありました。

第二次世界大戦時には大日本帝国であった日本は、海外侵略を続けて、アジア・太平洋に広大な領土を持っていましたが、主に米国に敗戦して、大きく領土を削られました。
そして、「平和憲法」なるものを米国に押し付けられて、自衛隊は「軍ではない」武装集団という位置づけとなりました。
コロナで世界中大変な状況の中、起こり得るロシアの侵略行為。
この際、日本は改めて世界における自国の立ち位置をよく考えるべきでしょう。
自衛隊や軍事力行使に関して、本気で向き合う時期に来ていると思います。