前回は「下を向いて「原稿を棒読み」の日本の政治家〜ハッキリしている海外の政治家の記者会見・「伝わらない」会見〜」の話でした。
価値がない日本の首相の記者会見:「当たり前のこと」か「遺憾」の言葉

岸田新首相は、これまでの日本の首相と比べると、比較的下を向くことは少ないように思います。
でも、やっぱり下を向いている時間が長いです。
北朝鮮が「また」弾道ミサイルを発射した際も記者会見して、「下を向いてメモを読む」感じでした。
やはり、国家元首たるもの「メモを読む」ではなく、「自分の言葉で国民に、自分の意思を伝える」のが大事です。
ミサイルを撃ち込まれたら、「撃ち返す」のが基本です。
ところが、日本が憲法上、「どうあってもできない」ことを知っている北朝鮮は、たびたび撃ってきます。
多くの日本国民も、
また
北朝鮮か・・・
としか思わないし、なにか防衛策を考えるわけでもないです。
一国の代表者・国家元首である岸田総理。

毅然と
対応する!
みたいなことを言うなら、態度でもそれを示して欲しいと思います。
そもそも「毅然と対応する」のは「当たり前のこと」であって、発表する価値はありません。
前をじっと睨んで、



北朝鮮
ふざけんな!
という姿勢を見せて欲しい。
極めて明瞭なルーズベルト大統領の記者会見:推敲を重ねた原稿


原稿があるなら、その要点だけを「前を向いて」短く・はっきりと話せば良いと思います。
聞いている方も「短い方が楽」なのです。
詳しい内容は官邸関係者が後で報道関係者に配るか、メールで送信すれば良いのではないでしょうか。
第二次世界大戦で、日本軍が真珠湾奇襲攻撃を仕掛けた後、ルーズベルト大統領の演説は冴えていました。
それなりの長さの演説でしたが、非常にポイントが明快でした。


その上で、何度も何度も推敲を重ね、



US国民に対し、
最も伝わる原稿を目指す!
「完璧な演説原稿」をまとめたRoosebelt大統領。
簡潔で、ルーズベルト大統領自身が「何を考えているのか?」が非常に伝わる内容でした。


会見は、短くて良いでしょうし、むしろ「短い方が良い」と思います。
肝心なのは「内容と姿勢」です。
とても真面目な感じが好感が持てる「真面目な」岸田総理。
もう少し目に力をこめて、「自分の言葉」で日本のスタンスを発信して欲しい。
海外に対しては「キリッ」と前を向いて、「ハッキリ」と発言して欲しいと思います。
せめて閣僚は「仕方ない」としても、日本国の国家元首として、ド真面目なくらいで世界へ向けて発言して欲しい。