世界の危機 1|国際政治

前回は「攻勢強めるロシア 3」の話でした。

フィンランド・スウェーデンのNATO加盟申請など、「ロシア包囲網」が構築されたかのような情勢になりました。

そして、「どう考えてもロシアに勝ち目がない」状況。

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

「流石に双方の落とし所を探して、少なくとも一時停戦に向かうのでは」という憶測もありました。

しかし、ロシア軍はむしろ攻勢を強めています。

ウクライナ東部の街は、ロシア軍に破壊され続け、多くの方が死傷し、街も壊滅的打撃を受けています。

プーチン大統領が強気になる理由は、いくつかあります。

まずは、「原油・天然ガスなど膨大なエネルギーを持つロシアとの関係なしに、欧州が成り立たない」ことです。

これは事実で、欧州は、エネルギーの軸の急展開を図っています。

しかし、そんなに急速には変えようがないのが現実です。

そして、フィンランド・スウェーデンのNATO加盟申請に関しては、トルコが反対の意志を明確にしています。

「絶対に反対する」姿勢のエルドアン トルコ大統領。

Recep Erdoğanトルコ大統領(Wikipedia)

フィンランド・スウェーデンの早期NATO加盟は、絶望的な状況です。

世界中を駆け巡り、ロシアを叩いてきたジョンソン英首相は、国内のスキャンダルに逆風を受けています。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

党内投票によって、首相の座を守ったものの、政権基盤が揺らいでしまい、目を国内に向けざるを得ません。

「コロナ禍の官邸パーティー問題」は大きな問題ではないと思いますが、「政権の信用問題」としては大きいでしょう。

ジョンソン英首相には、英国民の信頼を急回復するべく、より誠実に活動を続けていただき、世界を駆け回って欲しい。

欧州・米国としては、どうしても止めなければならない、ロシアのウクライナ侵攻。

これが成立してしまっては、また進行する国が出てくるかもしれません。

中国の軍事活動に釘を刺した米国。

Joe Biden米大統領(Wikipedia)

早速、中国国防省が反論をしています。

台湾では、蔡英文総統が対戦車砲を持つ写真を政府が発表する事態です。

対戦車砲を手にした台湾の蔡英文総統(TAIWAN PRESIDENTIAL OFFICE)

国家元首が大型の武器を手にするのは滅多になく、その写真が出ることは、なかなかありません。

それを、あえて出す台湾。

台湾と中国の間の事情を表しています。

そして、台湾・中国が隣で、「最も関係が深いはず」の日本。

岸田文雄首相(Wikipedia)

「防衛費を上げる」としていますが、それ以上のことは特段ない状況です。

そもそも、「防衛費を上げる」も「予定にすぎない」とも言えます。

世界が危機的状況にある中、日本は自国の未来・防衛を真剣に考えた、青写真が欲しい。

日本政府では、様々なことが問題にあがり「全てに対応する」という玉虫色の政策が続きます。

まずは、「何かに集中すべき」だと考えます。

そして、それは「科学技術・イノベーションの振興」「防衛強化」「インフレ対策」の3つです。

他は後回しで良いと考えます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次