大混乱の英国〜再度行われる保守党新党首=新首相決定選挙・英国の危機的状況・チャーチル首相のパワーと現代・ロシア軍の「ダム爆破」の可能性〜|世界の挑戦1

前回は「見えない「日本という国家の姿勢」〜口実に使われる「日本の原爆投下」・中国政府の不動産市場の舵取り・大混乱の英国金融システム〜」の話でした。

目次

大混乱の英国:再度行われる保守党新党首=新首相決定選挙

Rishi Sunak元財務相

大混乱が続く英国の保守党新党首=新首相決定の選挙。

スナク元財務相が、100名の推薦議員を確保しました。

他にペニー・モーダント下院院内総務兼枢密院議長などの声が上がっています。

その中には、ジョンソン前首相もいます。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

ここまで混乱をもたらした保守党。

本来であれば、総選挙をして民意を問うべきでしょう。

しかし、保守党議員にとって「総選挙は望ましくない」状況であり、そうした時間もないのが実情です。

現在、最も問題になっている英国経済・世界経済にとっては、スナク元財務相が望ましいでしょう。

ところが、ジョンソン元首相辞任の引き金となった「スナク元財務相の辞任」が、尾を引いています。

保守党員の指示がどこまで得られるかは不透明であり、この混乱をまとめるのは難しそうです。

大混乱が続く英国。

かなり思い切った内閣を組織して、突き進まねばならない状況です。

英国の危機的状況:チャーチル首相のパワーと現代

Winston Churchill英国首相(Wikipedia)

英国が直接軍事攻撃されている状況にはありませんが、チャーチル元首相就任時に近い危機的状況です。

この中、一度は英国民の大きな支持を受け、経験豊富なジョンソン元首相が新首相に最も望ましいでしょう。

一方で、スナク元財務省の経済に対する経験は非常に貴重です。

スナク元財務相には、財務相か内相等重要役職に入ってもらうのが良いと考えます。

ただし、「ジョンソン首相+スナク財務相」では、「今年7月の状況に戻る」ので、思わしくなさそうです。

重大な危機にある英国経済立て直しのために、「経済担当の特別大臣を新設する」などが考えられます。

そして、「経済政策は全権委任」として、スナク氏には英経済再生に辣腕を振るって欲しい。

ロシア軍の「ダム爆破」の可能性

左上から時計回りに、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領、Joe Biden米大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席、Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

英国が混乱し、欧州がエネルギー危機・高いインフレに悩む中、ウクライナでは戦争が続いています。

ロシア軍が「ダム爆破準備」と報道あります。

「ダムを爆破」などされては、ウクライナは取り返しのつかない危機に陥ります。

「世界秩序の再生」のためにも、ジョンソン氏に新首相となり、大きなパワーで欧州をまとめて欲しい。

昨日は、Dowなど米株が大きく上がりました。

「下げて、上がり」を続け、全体的には「下げ続けている」米株。

世界の混乱を映し出すような状況であり、英国の早期の再生を心より願います。

「FRBの利上げ方針の行方」と「英国の状況」により、株価は大きな影響を受ける状況が続きそうです。

新地球紀行

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