前回は「揺れる世界秩序 3」の話でした。
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スナク英首相のキーウ訪問

首相就任後に初めてキーウを訪問したスナク英首相。
BBCニュース


スーナク英首相、就任後初のキーウ訪問 ゼレンスキー氏に防衛支援の追加約束 – BBCニュース
イギリスのスーナク首相は19日、首相として初めてウクライナの首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。スーナク氏はゼレンスキー氏に、防衛支援5000万ポンド(約…
5000万ポンド(約83億円)の防衛支援を表明しました。
一時的に混乱していた英国。
ロシアによるウクライナ侵攻以来、欧州で最も「反ロシア」の姿勢が強かった英国。
トラス政権発足の9月以来、混乱を続けてきましたが、スーナク首相の手腕により安定化へ向かっています。

防衛支援額では、米国は別格として英国は続くドイツの2倍ほどの巨額支援を続けてきました。
その英国の「ウクライナへの軍事支援」が再開する形となり、ゼレンスキー大統領は大歓迎です。
中国の新体制:Xi Jinping(習近平)国家主席の狙い

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10月下旬に発足したばかりの中国の新体制。
Xi Jinping(習近平)国家主席は、「理系重視」の姿勢を強めました。
中国が著しい成長を遂げていた2000年代中期の胡錦濤政権の時、「最高幹部の大多数が理系」という時期がありました。
「理系軽視」で「政治は文系」という風潮が続く日本とは大違いです。
中国の明確な政策:集中する分野
米国から「半導体技術の輸出規制」などを受け、自国での科学技術・先端技術推進の姿勢を強化しました。
「集中する分野を決定して、多額の投資を行う」姿勢が強い中国。
アジアの中で「最先端を走る」姿勢を強化する姿勢となり、科学力が落ち目の日本は非常に危うい状況です。
Reuters Japan

米アトランタ連銀総裁、12月FOMCで大幅利上げ「脱却」の用意
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は19日、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げから「脱却」する用意があると表明し、…
米アトランタ連銀総裁は、12月の利上げは「大幅利上げの脱却」を明言しました。
FRBの姿勢としても、0.5%程度の利上げに留まる見込みです。
人員削減が続く米国ハイテク会社の株価は、しばらく調整が続きそうです。
市場関係者の警戒感が非常に大きい中、Dow、S&Pは少しずつ復調の兆しを見せそうです。