ロシア軍の攻撃が続く首都キーウ〜米企業の守りの体制・大規模人員削減〜|揺れる世界秩序3・露ウクライナ侵攻

前回は「2023年の世界景気後退予測〜FRBの空前の利上げペース・戦争に強く関与続ける米国〜」の話でした。

目次

ロシア軍の攻撃が続く首都キーウ

Vitali Klitschkoキーウ市長(Wikipedia)

ロシアによる、インフラなどへのミサイル攻撃が続くウクライナ首都キーウ。

キーウ市内の電力と水道が復旧しました。

電力は大幅に不足し、計画停電が続きます。

米中間選挙

Joe Biden米大統領(Wikipedia)

間もなく中間選挙を迎える米国では、「民主党不利」の報道が続きます。

その中、米国の超党派議員がウクライナのゼレンスキー大統領を訪問し、支援継続を確約しました。

これは、「選挙結果によらず、米国はウクライナを強く支援する」姿勢の表明です。

米企業の守りの体制:大規模人員削減

左上から時計回りに、岸田首相、Vladimir Putin露大統領、Volodymyr Zelenskyウ大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席(Wikipedia)

来年2023年のリセッションが確実視される中、米国の企業は守りに入っています。

米配車サービス大手リフトが従業員の13%に当たる700人削減を発表しました。

業績が堅調に拡大しているAmazonですら、採用凍結を拡大しています。

この中、利上げ継続の観測から、米株が下落を続けています。

特にNasdaqの下げが大きく、再度コロナ後最安値となりました。

米国と同様、英中央銀行も政策金利を0.75%引き上げました。

今後の引き上げは「緩まるだろう」とベイリー総裁は発言しています。

ウクライナの状況が膠着状況が続く中、世界経済もまた大きく揺らぎ、非常に見通しが悪い状況が続きます。

Jerome Powell FRB議長(Wikipedia)

FRBが「金利引き上げを緩和してゆく」方針を正式発表しない限り、もう少し下落しそうな米国株。

経済状況は好調であるものの、株価下落による各企業の状況が悪化しつつある米国。

株式市場は益々過敏になり、大きな下落と上昇を繰り返す状況が続きそうです。

新地球紀行

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