前回は「2023年の世界景気後退予測〜FRBの空前の利上げペース・戦争に強く関与続ける米国〜」の話でした。
目次
ロシア軍の攻撃が続く首都キーウ

ロシアによる、インフラなどへのミサイル攻撃が続くウクライナ首都キーウ。
BBCニュース


キーウで電力と水道が復旧 計画停電は継続 – BBCニュース
ウクライナの首都キーウの当局は1日、市内の電力と水道の供給が復旧したと発表した。同市では前日、ロシアの度重なる攻撃でインフラが打撃を受けていた。
キーウ市内の電力と水道が復旧しました。
電力は大幅に不足し、計画停電が続きます。
米中間選挙

間もなく中間選挙を迎える米国では、「民主党不利」の報道が続きます。
Reuters Japan

米超党派議員がウクライナ訪問、支援継続を確約
米共和党のロブ・ポートマン上院議員と民主党のクリス・クーンズ上院議員は3日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、来週の米中間選挙後も超党派としてウクライナ…
その中、米国の超党派議員がウクライナのゼレンスキー大統領を訪問し、支援継続を確約しました。
これは、「選挙結果によらず、米国はウクライナを強く支援する」姿勢の表明です。
米企業の守りの体制:大規模人員削減

来年2023年のリセッションが確実視される中、米国の企業は守りに入っています。
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米配車サービス大手リフトが従業員の13%に当たる700人削減を発表しました。
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業績が堅調に拡大しているAmazonですら、採用凍結を拡大しています。
この中、利上げ継続の観測から、米株が下落を続けています。
Reuters Japan

米国株式市場=4日続落、利上げ長期化巡る懸念で
米国株式市場は4日続落。3日発表された一連の指標は、米連邦準備理事会(FRB)が予想よりも長期間利上げを継続するという観測を変更するには至らなかった。
特にNasdaqの下げが大きく、再度コロナ後最安値となりました。
米国と同様、英中央銀行も政策金利を0.75%引き上げました。
今後の引き上げは「緩まるだろう」とベイリー総裁は発言しています。
ウクライナの状況が膠着状況が続く中、世界経済もまた大きく揺らぎ、非常に見通しが悪い状況が続きます。

FRBが「金利引き上げを緩和してゆく」方針を正式発表しない限り、もう少し下落しそうな米国株。
経済状況は好調であるものの、株価下落による各企業の状況が悪化しつつある米国。
株式市場は益々過敏になり、大きな下落と上昇を繰り返す状況が続きそうです。