ロシアと中国 1|露ウクライナ侵攻

前回は「ウクライナの戦略 2」の話でした。

Sergey Shoigu露国防相(Wikipedia)

ロシアがウクライナ侵攻後初めて、核攻撃の演習を実施しました。

米国の軍事支援などもあり、ロシアが後退しつつある中、「核攻撃の可能性」を見せつけるロシア。

プーチン大統領は西側批判を強め、強硬姿勢をさらに強めています。

ロシアと強い協力関係にある中国は、Xi Jinping(習近平)国家主席が三期目に入りました。

Xi Jinping(習近平)国家主席(Wikipedia)

そして、国家権力の中枢部の人事を大きく刷新したXi Jinping(習近平)国家主席。

欧米に対して、中国が強く出る体制をさらに強くしつつあります。

Wang Yi(王毅)中外交部長(相)(Wikipedia)

過去に駐日大使も務め、日本語が非常に堪能なWang Yi(王毅)中外交部長(相)。

かつては、その外見と共に「強気ながら紳士的」な雰囲気でしたが、最近は台湾などで強硬姿勢です。

Wang Yi(王毅)中外交部長(相)は政治局員入りを果たし、いよいよXi Jinping(習近平)政権中枢となります。

欧米・西側が結束してウクライナする中、強硬姿勢を強めるロシアと中国。

これは、欧州、特に英国の大混乱が影響しています。

「弱気になったら負け」という根本原理を、強固に保持するロシアと中国。

欧米・西側が逆に押し戻されつつある中、英国・欧州の早い復調が望まれます。

Scholz独首相(Wikipedia)

EUで最大の経済力・技術力をもつドイツは、中国と歩み寄る姿勢を見せています。

Joe Biden米大統領(Wikipedia)

11月の米中間選挙では、「共和党優勢」が伝えられており、バイデン政権もまた米国内に目を向けざるを得ません。

イエレン米財務長官は、「景気後退は来ない。インフレは健全に減速」と主張しています。

昨日の米国株はDowが少し上がるも、S&P、Nasdaqが下げました。

IT関連の決算が悪いためです。

「値上げが寄与」して、利益が予想を上回ったマクドナルド。

ドル高に悩む米ITハイテク企業が、その技術をさらに上げて値上げに踏み切った時、大きく復調しそうです。

世界が混迷を深め、かつての「冷戦」のような状況が続き、政治・経済も揺れそうです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次