前回は「国連と世界 1」の話でした。

NATO各国が、ウクライナへの軍事支援を強化する方針を明確にしました。
BBCニュース


NATO各国、ウクライナへの軍事支援強化へ 防空システムなど提供 – BBCニュース
北大西洋条約機構(NATO)加盟国を中心とする西側諸国は12日、同盟関係にあるウクライナに最新の防空兵器を提供すると発表した。ロシアのミサイル攻撃が相次いでいることへ…
主に防空システムなどの兵器を提供します。
これまでは、主に米英が軍事支援していましたが、フランスが支援を強化し、さらにオランダ・カナダなども加わります。

これから本格的な冬へ向かい、エネルギー不足が顕在化しつつある欧州。
直接NATO軍がロシア軍と戦うわけにはいきませんが、西側各国が兵器を提供して「代理戦争」となります。

国連では「ロシアによる四州併合」を避難する決議を採択しました。
BBCニュース


国連総会、ロシアのウクライナ4州「併合」非難決議を採択 過去最多143カ国賛成 – BBCニュース
国連総会は12日に開かれた緊急特別会合で、ロシアによるウクライナ東部・南部4州を併合しようとする試みを非難する決議案を圧倒的多数で採択した。
過去最多の143カ国が賛成し、中国・インドなどが危険に回るも、反対はロシア以外は4カ国にとどまりました。

大規模な減税策を発表していた英国は、「減税策見直し」の報道が出ています。
JP

英首相が減税案再考との報道、通貨・国債価格上昇 財務相「立場不変」
[ロンドン 13日 ロイター] – トラス英首相が国債市場の混乱を引き起こした「ミニ予算」の一部について再考していると、一部メディアが13日に報じた。これを受けてポン…
「見直し」はトラス新政権にとって大きな打撃になりますが、合理的に・素早く対処する姿勢は評価できます。
WSJ Japan

FRB、11月の0.75ポイント利上げほぼ確実に
FRBは不快なほど高水準のインフレが9月も続いたことを受け、来月の会合で0.75ポイントの利上げを実施することがほぼ確実となった。
高いインフレが続く米国では、11月にFRBの75bp利上げが確実になったようです。
世界中から兵器がウクライナへ集まり、米英独仏などの軍事企業は数多くの発注を受けることになります。
この中、「異常に高いインフレ」以外に懸念材料がなく、むしろ様々な面で上昇傾向にある米国。
昨日、米国株は大きく上げ、Dowは30,000ドルを回復しました。
高い警戒感を持つ市場心理から、小さな要因が大きく株価を変動させる状況が続きそうです。