「真面目」なこと〜岸田文雄新総理大臣の登場〜|国際政治と日本

前回は「日本人とノーベル賞〜日本の科学力の行方を考えよう〜」の話でした。

目次

岸田文雄・新総理誕生

岸田文雄首相(Wikipedia)

今回は「真面目」なことの話です。

最近、岸田文雄新総理が誕生しました。

個人的には総裁選で岸田さんを応援し、岸田さんには好感が持てます。

それは「真面目」で「一筋な感じ」がするからです。

友人でも取引先でも、本当はみんな「真面目」な人がいいです。

確かに、総理大臣や上に立つ人は「面白い人」の方が、メディアも取り上げやすいし、人気も出るかもしれない。

一方で、日本人は世界的には「基本的に真面目」です。

ならば、日本の総理大臣は基本的に「真面目」な人でよいのではないでしょうか。

国・土地・人々のカラー・特色

様々な国を旅すると、やはりどの国も、土地柄や人柄のカラー・特色があります。

フランス行けば、フランス人はフランス人らしく。

Paris(新地球紀行)

そして、イタリアでは、イタリア人はイタリア人らしく。

Firenze(新地球紀行)

アメリカ合衆国は、もともと非常に特殊な国です。

本来ならば、「たくさんの国が別々に成立している」はずの国です。

それが、歴史の過程で、たくさんの国が共同体のように成立した「国家連合体」みたいな存在となりました。

文字通りUnited Statesです。

アメリカ合衆国は東部・中部・南部で、あるいは北部と南部で全然違います。

日本では、「アメリカ」とか「米国」と呼びますが、海外メディアで同国を指す場合、大抵”United States”です。

“America”は略されることが多いです。

“United States”は固有名詞ですが、そもそも「国家・地域連合体」なのです。

スイスは好きです。

空気がパリッとしていて、みなキリッとした感じです。

Basel(新地球紀行)

スイスの雰囲気は、比較的日本人と親和感があると思います。

もうすぐ退任しますが、ドイツのメルケル首相は真面目で理知的な感じで、パワフルでした。

Angela Merkel前独首相(Wikipedia)

そもそも彼女は明晰な頭脳と強力なリーダーシップで、ドイツ及びEUを率いてきました。

なかなか日本の政治家とは比較しにくいですが、「真面目」でいいのです。

「面白い」総理と真面目な総理

日本の首相で「面白い」総理は、小泉純一郎元総理や田中角栄元総理などがいるでしょう。

池田勇人や佐藤栄作は、面白くはないです。

面白くなくても、きちんと国の姿を明確に示して「中身のある話」をして欲しいです。

個人的に応援する岸田総理には、そのまま「真面目」さを透徹してほしいです。

なんでも貫けば、透徹してゆけば輝くと思います。

もし、

あなたの話は、
面白くないですね。

と言われたら、

そうです。
悪いですか?

と反論すれば良いのです。

あるいは、

面白くないかもしれないけど、
中身には自信あります

と、はっきりと言えば良いと思います。

外務大臣の経験が多いので、外交には自信があると思いますが、やはり「大臣」と「国家元首」では重さが全く違います。

これから、岸田総理は国際的に、様々な舞台に出てゆかれることになります。

むしろ「面白くない」日本人の鏡として、あたかも武士のように振る舞ってほしい。

リアクションが分かりにくく、曖昧さを是とする日本人は

何を考えているか、
よくわからない・・・

と、海外から言われることが多いです。

岸田総理には、考えていることはズバッとはっきり主張して、日本の姿を海外に発信してほしい。

私は
超真面目!

「真面目」どころではなく、「真面目」さを貫き切って「超ど真面目」のレベルに到達すれば、別の次元になります。

それはそれで岸田総理だけの「大いなる個性」になると思います。

岸田総理には、真面目さを貫き切って欲しい。

新地球紀行

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