自分の国の母国語・日本語〜難解な日本語・英語ペラペラの米国人と日本語ペラペラの日本人・四カ国語話すのが普通のスイス人・外国語が苦手な日本人〜|教育問題

前回は「母国語:日本語と英語〜とても難しい日本語・子どもの教育・たくさんの種類がある漢字・母国語への適切な誇り〜」の話でした。

目次

難解な日本語

毎日のドリル「かん字」(学研)

日本語は文字の数も多く、世界的にも難解な言語の一つです。

ひらがな・カタカタ共に50種類、漢字は常用漢字だけで1945種類あります。

そして、小学校一年生で、漢字を80種類学びます。

小学校一年生で学ぶ字の種類は50+50+80=180種類になります。

これはアルファベット26種類の「6倍以上」になります。

180種類の字を
小学校一年生だけで習得するのか・・・

これは、
意外と大変なのでは・・・

普通の日本人は、これほど難解な言語を「習得できている」のです。

英語はできた方が良いですが、あまり得意でない方も

私は
英語が話せなくて・・・

と思う必要はないと思います。

英語ペラペラの米国人と日本語ペラペラの日本人

アメリカ人が英語ペラペラなのは当然ですし、地方によって、その発音はかなり違います。

アメリカを旅行していて、全然聞き取れないこともありました。

「NHKのラジオ英会話」みたいな発音をしてくれるアメリカ人は、実は少ないです。

英国人の発音は”British English”と言われます。

本来は「British Englishが正統派」とも言えますが、アメリカ英語とはまた違います。

そのため、「英語をペラペラに」といっても非常に難しいのが現実でしょう。

英語ができなくても「開き直ろう」と言っているのではありません。

まずは、自国の言語でも歴史でも、きちんと理解して誇りを持たなければ、先に進まないと思います。

四カ国語話すのが普通のスイス人・外国語が苦手な日本人

Basel(新地球紀行)

スイスを旅行したことがありますが、とても好きな国です。

様々な国と国境を接しているスイス。

それもあってか、英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語等4ヶ国語くらい話せる人が大勢います。

多言語話す方は、「当たり前」の国です。

彼らと話していて、

4ヶ国語も話せるの?
すごい!

と驚きました。

すると、

ここスイスでは、
当然なんですよ・・・

と言われて、カルチャーショックを受けました。

Basel(新地球紀行)

スイス人たちは、自国に健全な誇りを持っています。

国全体に「パリッとした」心地よい緊張感があります。

美しい景観が続き、Baselは美しい川の都市です。

英語も勿論大事ですが、まずは身近な日本語に誇りを持つことが大事です。

そして、日本語の価値・日本の歴史に適切な誇りを持つこと。

それこそが「日本人としての価値」につながるのでしょう。

新地球紀行

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