母国語:日本語と英語〜とても難しい日本語・子どもの教育・たくさんの種類がある漢字・母国語への適切な誇り〜|教育と文化

前回は「自国・日本の歴史と現在〜史実と「いま」・日本から見た世界・バブル崩壊後の日本・転落を続ける日本〜 |国際情勢・歴史 」の話でした。

目次

とても難しい日本語

富士山(Wikipedia)

今回は日本語の話です。

今年長男が小学校に入学しました。

そこで、ひらがな・カタカナ・漢字を勉強しているのを横で見て、教えたりしています。

基礎力は大事なので、これは練習するしかないでしょう。

子供なりに苦戦しているのを横目に見ていると、

日本語は
大変だ・・・

と感じます。

効率は、
良くないかもしれない・・・

ということを強く感じます。

もともと日本語は世界的に見ても、「習得が難しい言語」に位置します。

自分が英語を勉強する時に、「日本語はどうか?」ということは、あまり考えたことはありません。

子どもの教育:たくさんの種類がある漢字

改めて日本語に関して、考えてみましょう。

ひらがな・カタカタ共に50種類、漢字は常用漢字だけで1945種類あります。

そして、小学校一年生で、漢字を80種類学びます。

毎日のドリル「かん字」(学研)

対するアルファベットは、26種類です。

単純な合算はあまり意味がないかもしれませんが、小学校一年生で学ぶ字の種類は50+50+80=180種類になります。

これはアルファベット26種類の「6倍以上」になります。

簡単なアルファベット数の
6倍の漢字・・・

それを
小学校一年生だけで習得するのか・・・

学ぶ子どもたちは、本当に大変です。

小学校の英語教育が始まり、塾やテキストなどで

小学校から
英検を!

みたいな風潮もあります。

私小学校5年生だけど、
英検2級持ってる。

こういう小学生も珍しくはない時代。

この英語教育に関しては、2020年に正式に必修化されてまだ間もないので、これから効果が出ます。

母国語への適切な誇り

これで

日本人全体が、
英語をもう少し話せるようになればいいな・・・

とは思います。

ところが、もっと大事なことがあります。

それは、母国語の日本語に「適切な誇りを持つこと」だと思います。

明治維新の際、国を挙げて急激な「西欧化」を図った日本。

その際、

日本語を廃止して、
英語を母国語にしよう!

ということが真剣に検討されたようです。

今となっては信じられないことですが、

西欧を学ぶには、
英語を習得することが一番だ!

と考えたようです。

英語を
習得することが大事!

は事実です。

そのために、

日本語なんか、
いらない!

ということを「本気で」検討したのでした。

英語に比べ、難解な日本語をきちんと理解できていることに誇りを持つこと。

それが日本再生の最初のステップであり、将来ある子どもたちの教育のためには重要と考えます。

新地球紀行

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