「申し訳御座いません」の是非 2|社会問題

 前回は「『申し訳御座いません』の是非1」の話でした。

朝の通勤時間、電車が遅れることがあります。

これは仕方ないのですが、私鉄がきちんと運行することが多いのに比べ、JRは、ほぼ毎日遅れます。

JRは、路線長さが長いし対象範囲も広いから仕方ない面もあります。

それを考慮しても、私鉄に比べて、「いとも簡単に」電車が遅れる傾向があります。

信号点検で、遅れています。

ドアの荷物挟まりで、
遅れています。

などが、実に多いですね。

「長く」「対象範囲も広い」のは事実ですが、それに応じて組織も巨大で、人もたくさんいるはずです。

「担当を分割して対応している」ことを考えたら、私鉄もJRも状況は同様でしょう。

私鉄は遅れることも少ないし、遅れた場合は「遅れている状況」を時々アナウンスします。

対して、JRは「信号点検で」などで遅れようものなら、一駅ごとに「〜駅で信号点検で遅れております。」と伝えます。

そして、

ご迷惑をおかけして、
誠に申し訳御座いません。

と連呼します。

遅れているのは乗っていれば分かることだし、一駅ごとに連呼しなくてもいいように思います。

それでも、何度も何度も「申し訳御座いません。」と言っています。

これは「申し訳御座いません。」と「言っているだけ」でしょう。

おそらく、本心は「申し訳御座いません。」と思ってないのでしょう。

全然思ってはないのだけれども、

とりあえず「申し訳御座いません。」と
言っておけば良い。

みたいになっている様に感じます。

それか、これがマニュアルになっているのかもしれません。

あの「申し訳御座いません。」を連呼する放送。

結構大きな音量です。

適切な音量でイヤホンで音楽・ニュースなどを聞いていても「聞こえてしまう」のです。

意味がないと思いますし、やめた方が良いと思います。

「申し訳御座いません。」と連呼されても仕方ないのです。

「急病人が出た」とか「荷物挟まりで」という理由による遅延は、鉄道会社に起因する原因では無いです。

そのため、一面やむを得ないと思います。

しかし、信号故障やドア点検などは、明らかに鉄道運営会社側の問題です。

「申し訳御座いません。」なんて言っている暇があったら、対応策を考えて欲しい。

今後どのようにすれば、
こういう問題は減らせるか。

こういう問題が、ラッシュ時に起こるのを、
無くすことはできないか。

と考えた方が、はるかに合理的です。

私鉄もラッシュ時は大変ですし、急行・快速・準急・各停など様々な電車が走っているので、複雑です。

それでも、きちんとラッシュ時は運行管理されているように感じます。

謝罪するよりも、少しでも改善する方向になって欲しいです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次