強いカラー持つ世界各国の首脳と没個性的な日本の総理大臣〜真面目な岸田総理の個性とカラー・真面目さは大事な要素・約束を守る大事さ・「ウルトラ超真面目なKishida」へ〜|国家の存在感3・国際政治

前回は「国家の存在感と国家元首の特徴 2〜国家の顔・文化・雰囲気・マクロン大統領・岸田文雄首相」の話でした。

目次

強いカラー持つ世界各国の首脳と没個性的な日本の総理大臣

左上から時計回りに、Sanna Marinフィンランド首相、Recep Erdoğanトルコ大統領、Olaf Scholz独首相、Emmanuel Macron仏大統領、(Wikipedia)

実力も大事ですが、やはり知名度がある首脳はみなさん「強いカラー・個性」を持っています。

世界で「その人しか出せないカラー・個性」です。

戦後の総理大臣としては、異例の存在感を放った安倍晋三元総理。

安倍 晋三元首相(Wikipedia)

白昼に銃撃による暗殺という、大変衝撃的かつ残念な結果になってしまった安倍総理。

日本で全く進まない憲法改正において、安倍総理独自の解釈とパワーで少しずつ進展していました。

「かなり右寄り」の発想の安倍総理は、左寄りの方々から、かなり大きな誹謗中傷を受けていました。

それでもなお、自らの信念に向かって突き進む姿勢は、世界各国の国家元首たちに大きな印象を与えたでしょう。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

Johnson元英首相は「Johnsonカラー」が強烈に出ていて、とても好感が持てます。

任期途中で辞任に至ってしまいましたが、あのパワフルなJohnsonカラーは、彼しか出せないでしょう。

やはり日本の首脳は、

JapanのPrime Ministerは、
イマイチ特徴が少ない・・・

と、世界から思われているのではないでしょう。

カラーがないのが、
我が日本・・・

と割り切る方もいらっしゃるかも知れませんが、やはり少し寂しいです。

真面目な岸田総理の個性とカラー:真面目さは大事な要素

岸田文雄首相(Wikipedia)

岸田新総理の「真面目なカラー」を応援しましたが、真面目さを貫いてほしい。

これ以上ない、世界に岸田総理しかない「岸田流真面目さ」にまで到達して欲しい。

世界でKishidaといえば、

Kishidaは
真面目な感じだね・・・

であり、

それ以上の
印象は特に・・・

かも知れません。

それを貫き、高めて「日本人らしい頑強な真面目さ」を持って外交を展開して欲しい。

最近は、首相補佐官を務めていた長男が大失態を続けており、少し失速気味の岸田総理。

G7では、ゼレンスキー大統領・Yoon Suk Yeol韓国大統領たちと、しっかりと外交し、日本の存在感をアピールしました。

「真面目」というと、比較的ネガティブに受け止められることも多い日本。

あの人、
真面目だね。

というのは、大抵は、

真面目以外に
取り柄がないんだな・・・

ということを意味することが多いでしょう。

一方で、「真面目なこと」は非常に大事なことです。

「真面目な人」は信頼するに足る方であり、「大事な存在」だと思います。

約束を守る大事さ:「ウルトラ超真面目なKishida」へ

左上から時計回りに、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領、Joe Biden米大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席、Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

そこで、岸田総理には「約束をきちんと実行する・ウルトラ超真面目なKishida」になって欲しい。

そして、「日本の顔」になって欲しいと思います。

真面目さをトコトン貫いて、

俺は真面目で、
約束は必ず守る!

と世界で主張してそれを実行すれば、信頼されるようになるでしょう。

Kishidaは地味だが、
約束は守る・・・

と思われれば、世界各国の首脳からの信頼感が高まるでしょう。

総理大臣の信頼性が高まることは、日本の国家としての国益にも大きく寄与します。

ロシアや中国のように平気で約束を反故にする連中には、

約束は
守れよ!

と、ハッキリ言ったらかっこいいです。

Xi Jinping中国国家主席(左)とプーチン露大統領(右)(Wikipedia)

言ったところで、彼らが約束を守ることはないですが、一度でも言ってほしい。

それを日本の首相に望むのは、無理なことかもしれません。

世界で「日本の景観」というとすぐに富士山ばかりが出てきます。

富士山(Wikipedia)

日本らしい景観は富士山に限らないのです。

岐阜城天主閣からの眺め(新地球紀行)

写真は、岐阜県の織田信長で有名な岐阜城から見下ろした風景です。

「美しい風景」とまでいかないですが、「日本らしい青々とした山々が続く」風景は高温多湿の日本ならではの光景。

こういう風景はたくさんあり、それが「日本のカラー」の一つとも言えます。

「日本のカラー」を世界に発信してゆくことが、今の日本で最も大事なことです。

新地球紀行

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