異様で異常な日本の選挙〜軽すぎる警察の警備〜|世界と日本

前回は「世界から見た日本 1〜BBC:ジャニーズ報道〜」の話でした。

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責任感の全くない警察・警備担当者

岸田文雄首相(Wikipedia)

岸田文雄総理大臣の演説会場で、発生した事件。

岸田総理の演説会場に、筒のような爆発物が投げ込まれましたが、幸い岸田総理に怪我はありませんでした。

これは非常に良かったことです。

一方で、この演説会場では、

手荷物検査が
なかったけど・・・

私の
バッグもチェックされなかったわ・・・

なんと、日本の国家元首である総理大臣が演説する会場にも関わらず、「手荷物検査すらしない」警備体制でした。

これでは、なんのために「警備している」のか分かりません。

警察や公安の警備の方達は、総理周辺で「突っ立っていれば、警備」と考えているのでしょうか。

しかも、前代未聞とも言える安倍元首相が銃撃事件で暗殺されて、わずか9ヶ月のことです。

本来ならば、

総理の
警備は厳重すぎるくらいで、ちょうど良い!

ちょっと警備過剰かも知れないが、
厳格な警備を!

という姿勢を警察庁はじめとする警備担当者たちは考えるべきでしょう。

それら警備担当の総括者である警視庁の幹部の方達は、一体何を考えていたのでしょうか。

今回の事態を受けて、

すみません・・・
次回からきちんと警備プランを作ります・・・

と言ったところで、もう遅いのです。

逮捕された犯人に、どの程度の「本気の殺意」があったかは現時点では不明です。

しかし、「本当に現職総理が暗殺される可能性があった」今回の事件。

次回からは、
総理の警護はしっかりとします!

と警察幹部の方が言ったところで、「もう遅すぎる」のです。

今回の件を踏まえて、総理周辺の政府幹部の警察担当者は変更すべきでしょう。

「手荷物検査すらしない」警備体制で、「次回は・・・」も何もないのです。

警察は「警備するために存在する組織・人」であって、「警備不十分」ならば、存在価値がないのです。

異常・異様な日本の選挙

また、そろそろ日本の選挙のあり方も抜本的に変えるべきでしょう。

日頃は「何をやっているのか、さっぱりわからない」方が多い政治家の方達。

選挙になると、途端に路上に出てきて、

候補者の〜です!
皆さんのために〜の政策を実現します!

私は、無所属を貫き、
市民の皆さんのために〜を実現しました!

と、これまでの実績をアピールし続けます。

ここまでは「まだ良い」のですが、握手などを求めてきて、異常にスキンシップを試みます。

これは、

握手すると、
人情が湧いて、投票してくれる・・・

という政治家側の下心があります。

本来、政治家は「政治の主義主張・人柄・実行力」などで決められるべきです。

「人情」とかは、特定の親しい方などは別として、関係ないでしょう。

ましてや、直前の選挙期間だけ「スキンシップして身近な印象作り」というのは、どう考えてもおかしいのです。

選挙において、こういう「皆様と接して」という姿勢が良いかどうか、は様々な意見があるでしょう。

この「皆様と接して」という姿勢は、総理・大臣がやるべき姿勢では決してありません。

政権幹部は別かも知れません。

総理大臣・大臣は「日本政府を代表して、日本を動かしている」認識が不足しすぎています。

選挙一つのために、総理大臣・大臣に「不測の事態が発生する」ことの方が、はるかに日本国民にとってマイナスです。

まして、総理大臣が「皆様と触れ合って」の必要は全くなく、しっかり主義・主張を発信することが最優先です。

今回の事件をきっかけに、「警備方針の見直し」だけではなく「選挙方針の見直し」をすべきと考えます。

新地球紀行

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