前回は「日本の未来 2〜トップの立場〜」の話でした。
薄まる日本の存在:MRJ開発中止

世界政治・経済で影が薄い日本。
かつては、「科学技術最先端の国」であり、「科学技術といえば、Japan」でした。
科学技術においてすら、世界における日本の立ち位置は落ちています。

今年2023年2月には、MRJ(三菱リージョナルジェット)の開発中止が決定しました。
当初は2013年に量産型の初号機が納入される計画でした。
そして、10年後の今年までに延期を続けました。
なんと「6度の延期」を繰り返し続け、ついに開発中止となりました。

第二次世界大戦の大日本帝国

第二次世界大戦では一世を風靡し、世界最強レベルの強力な戦闘機だった「零戦」。
海外からは零戦は”Zero-Fighter”と恐れられ、太平洋戦争初期は、米軍を倒し続けた時期がありました。
主に日本海軍と米海軍の太平洋戦争における死闘で、零戦は米軍機を圧倒し続けたのです。
その理由の一つは、主に日本陸軍を主体とする旧日本軍が中国で戦争を続けていたことがあります。
長年、中国大陸で戦争を続けていた旧日本軍。
航空隊の将兵たちの練度は非常に高かったのです。
「操縦する将兵の質の高さ」もありましたが、防御力を犠牲にしていたとはいえ、極めて高い性能を持っていた零戦。
ところが、現代の日本の科学技術では、中型ジェット機(航空機)の製造に追い込まれる事態となっています。
どことなく、世界において薄くなった影が、さらに薄くなり続けている日本。
ジャニーズ事務所の問題の異常さ:格が違うBBCとNHK

そして、最近BBCでジャニーズ事務所の問題が非常に大きく取り上げられています。
「10代の少年を搾取しつづけた」と表現されているのが、故ジャニー喜多川氏。
BBCの描き方は、かなり強烈です。
ジャニー喜多川氏は、もはや「単なる性犯罪者」です。
そして、「性犯罪者を崇拝し続ける日本ポップス界・芸能界」と表現されています。
これは日本の芸能界のみならず、日本人にとって「極めて不名誉なこと」です。
BBCからの問い合わせに対し、無視で応じたジャニーズ事務所。
いわば、日本的ニュアンスでは「黙殺」になるのかもしれません。
あるいは「本当のことだから、反論できない」のかもしれません。
いずれにしても、

ダンマリを決め込んでいれば、
そのうち風化して、忘れられる。
こう考えているかもしれませんが、それは「日本国内限定」の話です。


かつては世界最強の国であり、今でもなお影響力の強い英国。
その公共放送であるBBCの影響力は、NHKの比ではないでしょう。
BBCとNHKでは「格が違う」と言っても過言ではありません。
この問題は、ジャニーズ事務所という一つの日本法人・ジャニー喜多川氏の個人問題に留まらないでしょう。
日本人・日本国にとって極めて大きな問題である、このジャニーズ事務所の問題。
これだけ大きな問題であるのに、日本の報道・メディアがほとんど報じない姿勢。
これは、海外から見たら「異様」であり「異常」であり、「不気味」に映るでしょう。



これだけの犯罪を
JapanのMediaは、ignore(黙殺)するのか?



Japanは、
大丈夫なのか?
ぜひ、ジャニーズ事務所にはBBCに対してハッキリした回答を行い、反論があるならば反論をして欲しい。
BBCで大々的に報道された以上、日本の芸能界のみならず「日本という国」を背負っている意識を持って欲しい。
次回は上記リンクです。