NHKの存在意義〜NHKという組織・「麒麟がゆく」の残念極まりない最後の描写・ニュースを疎かにするNHK〜|日本の公共放送

前回は「日本の立ち位置 1」の話です。

目次

NHKという組織

東京(新地球紀行)

今回は、NHKに関する話です。

日本放送協会:Nippon Houso Kyokaiの頭文字が由来の、NHK。

名前からして、半官半民というより、「ほぼ官に近い存在」と言えます。

そして、「受信料を徴収する権限」を総務省から与えられている、非常に強い企業です。

NHKは、大河ドラマなど大変良い番組が多いです。

それは、「民放よりも多額のお金を予算にできる」面もあるようです。

「麒麟がゆく」の残念極まりない最後の描写

明智 光秀(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

大河ドラマは最近見なくなりましたが、「麒麟がゆく」はなかなか良かったです。

長らく、反逆者・逆賊と捉えられてきた、明智光秀を主人公にする試みは、非常に良かった。

長谷川博己さん演じる光秀も、いかにも実直そうで好感持てました。

凡庸の代名詞のような存在である、朝倉義景をユースケ・サンタマリアが演じて、一風変わった義景でした。

しかし、最後がいけない。

というか、最悪でした。

光秀が最後に秀吉と、「山崎の合戦」で「どう戦うか」は正にハイライト。

そこをお茶を濁して、なんとなく「光秀はその後も生きていた」ことを匂わせて終わり。

歴史好きの僕としては、非常に残念でした。

ニュースを疎かにするNHK

富士山(Wikipedia)

他にも、色々といい番組があるNHK。

やはりNHKの存在意義は「国民に、正確なニュースを早く届けること」だと思います。

ところが、最近のNHKは、全くこの機能を果たしていないと考えます。

今頃、〜は
どうなっているかな?

とニュースを見ようと思っても、ニュースではないことが多すぎるのです。

先日、安倍元首相が銃撃された事件が発生しました。

日本中が大変な衝撃を受けた、この事件。

僕も仕事中に知って21時前に、

安倍総理の件、
今どうなっているかな?

と思って1チャンネルにすると、天気予報でした。

がっかりです。

仕方ないので、民放にしたら、民放は各局特番を組んでいたので、そちらを見ました。

安倍 晋三元首相(Wikipedia)

「ほとんど官」とも言えるNHKが、元総理暗殺の放送をしないで、能天気に天気予報をやっている事態。

呆れを通り越してしまい、なにも言えません。

天気予報するにしても、主要な放送は安倍総理のことで、天気予報は「右下あたりに小さく」などで十分です。

英国BBCと比較するのは、「BBCに申し訳ないレベル」のNHK。

本来ならば、NHKも「ニュースにもっと重点を置く」べきと考えます。

いくら「ネットで直ぐ分かる」とは言え、テレビは重要です。

ニュースを疎かにするNHK。

NHKには、ニュースをもっと大事にして頂き、「ニュースこそがNHKの存在意義」と思って欲しい。

新地球紀行

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