前回は「外国にハッキリ主張しよう 1」の話でした。
日本は、ディベートや会見する能力が「低い」と言われます。
それは、「日本の教育にはディベートがなく、『先生の話を一方的に聞くだけ』の授業形式だから」です。
しかし、「丸暗記最優先」の授業は一向に変化しません。
挙げ句の果てに、たかだか大学入試問題の改革みたいなことばかり考えています。
「共通試験に記述式問題を入れて、考える力を」みたいな見当違いなことを、長い時間議論していました。
そして結局、廃案になったりして「一体なにを考えているのか?」と思ってしまいます。
「ディベートする能力を高める」「人と話す会話能力を高める」ことが必要です。
このディベートを初等・中等教育に組み込めば良いのでは、と思います。
「ディベートする」「討論する」を海外のように日本の教育にも、もっと取り入れれば良いと思います。
しかし、現実にはハードルが高いかもしれません。
それは教える教員側が、ディベートを行う教育を受けてなく、ディベート能力が「それほど高くない」と考えられるからです。

ロシアのウクライナ侵攻は、非常に大きなショックを世界中に与えました。

欧州・米国を中心としたロシア制裁が続いています。
そして、トルコがロシア・欧州の間に入って、少しずつ合意に向けて、交渉しています。
岸田首相は日印首脳での「ロシアに戦闘即時停止要求」を出しており、これは一定の成果です。
プーチン露大統領は「日印が何言おうが、無視」でしょうが、何はともあれ主張するのが大事です。
日本の教育に「ディベートをもっと取り入れる」としても、教員側が慣れていないため、現実には難しいでしょう。
誰でも自分に出来ないことは、他人に教えることは出来ないのです。
少なくともまずは、小学生〜高校生に対する「暗記中心の教育」。
この「異常に偏った教育」は、本気で方向転換しなければならない時だと思います。