前回は「外国にハッキリ主張しよう 2」の話でした。
文科省が「小学校にディベートの授業を取り入れる」と決めても、現場の教員は「どうやってディベートの授業をすれば良いのですか?」みたいなことになりかねないでしょう。
そして「ディベートの授業のための、教員に対する指導・授業」みたいなものが必要になるかも知れません。
これは大変な手間と労力が必要で、日本政府としては、余程腹を決めて取り掛からないと難しいでしょう。
こう考えると、我が国の「ディベートする能力」を高めることは、かなり困難なことで、場合によっては永遠にできないことかも知れません。
それはとても残念なことです。

もともとコメディアン出身のゼレンスキー大統領。
「話すことに慣れている」としても、非常にハッキリとした主張を「分かりやすく」各国で演説しています。

トラス英外相は精力的に欧州中心に各国を回って、各国首脳と対面協議して、「対ロシア包囲網」構築の中心人物です。

真面目な岸田首相は応援していますが、話を聞いていても「面白くない」のはキャラとしても、「ハッキリしない」のは実に良くないと思います。
まずは「ディベートすること」が仕事の政治家の方々には、積極的に模範を示して欲しいです。
そして模範を示すのは、まずは岸田総理しかありません。
内政も大事ですが、岸田総理には外交で特に日本のカラー・日本らしさをどんどん発信して欲しいです。
英語が堪能なら良いですし、それほど堪能でなくても基本的な会話だけでもどんどん海外首脳に自分から近寄っていって、話をして欲しいと思います。
混迷を極め、実際に大きな戦争が起きている今の時代。
ウクライナで続く悲惨な状況に対して「日本・日本政府は何ができるか」そして「日本政府として何を世界に発信するべきか」を総理自分でとことん突き詰めて欲しい。
そして「自分の言葉で、自らの考えをハッキリと主張」して欲しい。
ハッキリと「私はこう思う!」と主張するボリス・ジョンソン英首相。

物議を醸し出すこともあえて厭わず、「自らの考え・信念」をハッキリ主張する姿勢は非常に共感できます。

「トランス女性は女子競技に出るべきではない」は、「LGBTに対する差別」ともとれますが、「女性を守る」ことでもあります。
個人的には、ジョンソン首相の意見に賛成です。
岸田首相もジョンソン英首相に学んで、英国ともっと接触・頻繁に協議して、「新しい日英関係」を作って欲しいと思います。