前回は「諜報活動」の話でした。

一時は「停戦交渉進展か」の期待があったものの、「高すぎる要求」を続けるロシア。
ロシアに対してウクライナは交渉のしようがなく、具体的進展がないものようです。
ロシア軍の侵攻により、ウクライナ国民・国土等あらゆる面で非常に大きな損害を受けています。
路上には、数々の遺体が残されている状況です。
侵略の攻勢強めるロシアに対して、必死に抵抗するゼレンスキー大統領率いるウクライナ。
首都キーウ周辺で反撃していますが、「押され続けている」状況です。

この中、スペイン・マルタなどの欧州主要港で「ロシア商船への給油拒否」を明らかにしました。
これはロシア経済にとっては、かなり大きなダメージです。
鋭く対立する英国等に続いて、スペインなどの国々まで含めた欧州の結束。
欧州総出で、ロシアを経済封鎖する体制が築かれつつあります。
ロシアに対し、非常に強い姿勢のボリス・ジョンソン英首相らの働きかけが背景にあると考えられます。

近年は英国のEU離脱などもあり、EU・欧州の中で財政面などの様々な利害関係が表面化していました。
最近は、ロシアに対しては明確に欧州が結束しつつあります。
「欧州+米国」がロシアに対して明確に対立する構図が出来てきました。
一週間後の4月10日に大統領選を迎えるマクロン仏大統領は、今は大統領選のことで手一杯です。

マクロン大統領の支持率はトップで、このまま勝つ見込みです。
ただし、4月24日の決選投票までは、マクロン大統領は「気が抜けない状況」です。
その間も戦闘が続き日々死者が出ているウクライナ。
英独首脳や外相の手腕に期待して、なんとか停戦に近づいて欲しいと願うばかりです。