前回は「国家の顔と国家元首のカラー〜国の存在感と文化・フランスの顔・マクロン大統領とコルビュジェ・TIME誌が選ぶ日本の顔・Kishidaカラーの必要性〜」の話でした。
強いカラー持つ世界各国の首脳と没個性的な日本の総理大臣

実力も大事ですが、やはり知名度がある首脳はみなさん「強いカラー・個性」を持っています。
世界で「その人しか出せないカラー・個性」です。
戦後の総理大臣としては、異例の存在感を放った安倍晋三元総理。

白昼に銃撃による暗殺という、大変衝撃的かつ残念な結果になってしまった安倍総理。
日本で全く進まない憲法改正において、安倍総理独自の解釈とパワーで少しずつ進展していました。
「かなり右寄り」の発想の安倍総理は、左寄りの方々から、かなり大きな誹謗中傷を受けていました。
それでもなお、自らの信念に向かって突き進む姿勢は、世界各国の国家元首たちに大きな印象を与えたでしょう。

Johnson元英首相は「Johnsonカラー」が強烈に出ていて、とても好感が持てます。
任期途中で辞任に至ってしまいましたが、あのパワフルなJohnsonカラーは、彼しか出せないでしょう。
やはり日本の首脳は、
JapanのPrime Ministerは、
イマイチ特徴が少ない・・・
と、世界から思われているのではないでしょう。
カラーがないのが、
我が日本・・・
と割り切る方もいらっしゃるかも知れませんが、やはり少し寂しいです。
真面目な岸田総理の個性とカラー:真面目さは大事な要素

岸田新総理の「真面目なカラー」を応援しましたが、真面目さを貫いてほしい。
これ以上ない、世界に岸田総理しかない「岸田流真面目さ」にまで到達して欲しい。
世界でKishidaといえば、
Kishidaは
真面目な感じだね・・・
であり、
それ以上の
印象は特に・・・
かも知れません。
それを貫き、高めて「日本人らしい頑強な真面目さ」を持って外交を展開して欲しい。
最近は、首相補佐官を務めていた長男が大失態を続けており、少し失速気味の岸田総理。
G7では、ゼレンスキー大統領・Yoon Suk Yeol韓国大統領たちと、しっかりと外交し、日本の存在感をアピールしました。
「真面目」というと、比較的ネガティブに受け止められることも多い日本。
あの人、
真面目だね。
というのは、大抵は、
真面目以外に
取り柄がないんだな・・・
ということを意味することが多いでしょう。
一方で、「真面目なこと」は非常に大事なことです。
「真面目な人」は信頼するに足る方であり、「大事な存在」だと思います。
約束を守る大事さ:「ウルトラ超真面目なKishida」へ

そこで、岸田総理には「約束をきちんと実行する・ウルトラ超真面目なKishida」になって欲しい。
そして、「日本の顔」になって欲しいと思います。
真面目さをトコトン貫いて、

俺は真面目で、
約束は必ず守る!
と世界で主張してそれを実行すれば、信頼されるようになるでしょう。
Kishidaは地味だが、
約束は守る・・・
と思われれば、世界各国の首脳からの信頼感が高まるでしょう。
総理大臣の信頼性が高まることは、日本の国家としての国益にも大きく寄与します。
ロシアや中国のように平気で約束を反故にする連中には、



約束は
守れよ!
と、ハッキリ言ったらかっこいいです。


言ったところで、彼らが約束を守ることはないですが、一度でも言ってほしい。
それを日本の首相に望むのは、無理なことかもしれません。
世界で「日本の景観」というとすぐに富士山ばかりが出てきます。


日本らしい景観は富士山に限らないのです。


写真は、岐阜県の織田信長で有名な岐阜城から見下ろした風景です。
「美しい風景」とまでいかないですが、「日本らしい青々とした山々が続く」風景は高温多湿の日本ならではの光景。
こういう風景はたくさんあり、それが「日本のカラー」の一つとも言えます。
「日本のカラー」を世界に発信してゆくことが、今の日本で最も大事なことです。