前回は「間に入るトルコ〜米中の交渉・不透明なロシアの条件・ロシアとトルコの歴史・強大なオスマン帝国〜」の話でした。
ロシア軍武器のグレードアップ
ロシアによるウクライナ侵攻開始から、24日が経過しました。
ウクライナ各地で甚大な被害が発生しており、特にマリウポリでは「住居の8割が破壊された」という報道もあります。
ロシアはウクライナ軍の兵舎を攻撃しました。
以前から「使用するのでは」と憶測が伝えられていた「極超音速ミサイル」で攻撃した模様です。
米軍の強力な軍事支援
アメリカは米軍を投入しないまでも、ウクライナへの武器を含む軍事支援を明白にしています。
そして、これからも続々と世界一の性能を持つ米軍兵器が、ウクライナへ持ち込まれる可能性が高いです。
当初想定よりも大きく予定が変わってしまったプーチン露大統領。
ここで一気に
Ukraineに敗北を認識させて・・・
我がRussiaの要求を
呑ませて停戦を!
と躍起になって攻撃を続けていると考えられます。
発展する日印関係:Common Wealthと英国
従来からロシアに近い存在で、国連での「ロシア非難決議」を棄権したインドのモディ首相と会談した岸田首相。
Indiaとしては、
Russiaは大事だ・・・
だが、QUADを形成している
US,Austlaria,Japanも蔑ろにはできない・・・
との判断があります。
日印で「戦闘即時停止」を要求し、これは外交の一定の成果です。
「日本による5兆円以上のインド投資+3000億円以上の円借款」付ではあります。
日本単独でロシアを非難したところで、無意味ですから、インドとの協力は大事です。
人口ではすでに中国を上回ったと考えられるインドは、かつての大英帝国の一部でした。
かつて「大日本帝国」としてアジア・太平洋地域に広大な領土を持った文字通り「大国」であった日本。
台湾などを除き、旧植民地との折り合いがあまり良くない状況です。
一方で英国は世界一であったこともあり、旧植民地との関係はなかなか良いです。
Common Wealthとして強い連帯を持ち、インドもメンバーです。
日本は今後英国との関係を強めてゆくべきと考えております。
英国・Common Wealth諸国との連帯を強め、国際政治・国際情勢における日本の立場を強化してゆくべきと考えます。