ロシアの混乱〜欧州とロシアの間の板挟みの中国・ロシア国内の言論統制強化・世界情勢から置いてかれる日本〜|露ウクライナ侵攻

前回は「「ロシアと欧州・米国の間を取り持つ」可能性高い中国」の話でした。

目次

欧州とロシアの間の板挟みの中国

Xi Jinping(習近平)国家主席(Wikipedia)

中国に対して、米国が公式に警告を発していたものの、中国はロシアへの武器を含む支援を実施する方向です。

欧州とロシアの間の板挟みにあった中国。

習近平国家主席は、

欧州よりも、
やはり苦境にあり友邦のRussia!

とロシアを選びました。

その中、停戦協議は中断し、ウクライナ・ウクライナ国民の被害は増すばかりです。

米FOXニュースのカメラマンが、乗車中に銃撃されて死亡する事態も起きています。

ロシア国内の言論統制強化

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

当初の想定が大きく崩れたプーチン露大統領は、ロシア国内の言論統制を強めています。

「プーチン露大統領支持率が上昇」の報道もありますが、何がどこまで真実なのかは全く不明な状況が続きます。

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ロシア国営テレビの生放送中、テレビ局関係者の女性が反戦プラカードを掲げました。

言論封鎖されているロシアでは、これは犯罪に当たります。

そして、ロシアの裁判所は、この女性に3万ルーブルの罰金刑を課すことを決定しています。

非常に早い決定で、「罰することで、このような事態がこれ以上生じるのを防ぐ」ロシアの意思が強く表れています。

ロシア国内でも、反戦ムードが確実に増加していることが分かります。

苦境に陥り、混乱するロシア国内を維持するために、プーチン露大統領がさらに強く出てくる可能性が高くなっています。

世界情勢から置いてかれる日本

左上から時計回りにBoris Johnson英首相、Putin露大統領、Emmanuel Macron仏大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席(Wikipedia)

ロシアはテレビなどのメディアで、「ウクライナが米国の支援を受けて生物兵器を開発」などの情報を流しています。

そして、国民をロシア政府の意向に沿わせようとしています。

予想されていたとはいえ、中国が明確にロシア側についた今、各国の構図が鮮明になりました。

「欧州・米国vsロシア・中国」という構図が。

非常に難しい状況ですが、逆にこの構図が明確になった今、双方が

これ以上拡大したら、
本当にWW3になってしまう・・・

ことを意識するに至りました。

水面下での協議がどうなっているかは不明です。

英独仏首脳のリーダーシップに期待して、停戦へ向かうことを願うしかないと考えます。

日本は・・・・・というと夏の参院選の話などばかりで、欧州・米国に追従する話しかニュースになりません。

今こそ
改憲!

「北方領土」でロシアとの関係が、「ある程度ある」日本。

20世紀初頭にロシアと日露戦争を戦い、辛勝した日本。

第二次世界大戦では末期に不可侵条約を一方的に破棄されます。

そして、ソ連軍に満州に一方的に攻め込まれ、多数の日本人が殺害・強制連行され、一方的に領土を取られた日本。

ここでなんらかの明白な動きをしなければ、世界中から

何をしても、
Japanは黙っている・・・

と思われてしまうと考えます。

新地球紀行

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