日本の針路〜強大な国を目指すロシア・前代未聞の「原発攻撃」・プーチン大統領のメッセージに反論しない日本〜|露ウクライナ侵攻

前回は「苦戦するロシア〜機能始めた「人道回廊」・原油先物の急速な下落〜」の話でした。

目次

強大な国を目指すロシア

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

欧州・米国が「前例のない経済封鎖」を続ける中、プーチン露大統領は強気姿勢を全く崩しません。

Russiaは、
強大な国になる!

とまで宣言しています。

「制裁は西側に跳ね返る」と主張していますが、これは西側は「最初から分かっている」ことです。

ロシアに強力な経済封鎖をかければ「返り血を浴びる」のは最初から承知しています。

それでも欧州、特に英国は「プーチンを必ず倒す」という極めて強い気持ちで臨んでいます。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

前代未聞の「原発攻撃」

「原発攻撃」という前代未聞の事態を引き起こしたロシア。

流石に
やりすぎた・・・

と考えたのか、電力回復へ向けて妥協しました。

f:id:Yoshitaka77:20220309062317j:plain

ウクライナ各地の占領地域を拡大するロシア軍。

占領された地域のウクライナ国民の皆さんは、ロシアの占領下に入るつもりはなく、静かな抵抗を続けています。

ゼレンスキーウクライナ大統領は首都キーウで徹底抗戦の姿勢を全く崩さず、西側諸国に応援を求めています。

Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領(Wikipedia)

ロシアの当初の思惑は大きく外れたロシアによるウクライナ侵攻。

長期化の様相を見せ始めましたが、それによって惨禍を浴びるのはウクライナ国民の皆さんです。

日本の針路:プーチン大統領のメッセージに反論しない日本

岸田文雄首相(Wikipedia)

ロシアに「非友好国」に指定された日本は、静かにウクライナを支援しています。

さらにロシアは、実効支配する北方領土を「経済特区指定」する強硬手段に出てきました。

西側に協力している日本には、
北方領土は、ほんの少しでも返すつもりはない!

というプーチン大統領のメッセージです。

仮にロシアに協力したところで、

それでも、
北方領土を返還するつもりはない!

ですから、どちらでも同じことです。

ただし、これに対して日本政府は明確に反論しなければなりません。

「遺憾」なんて意味不明なことを言っているから、ナメられるのです。

勝手に特区なんか指定して、
何やってんだ!

日本固有の領土と
言ってるだろう!

ということを、ハッキリと言わなければなりません。

もちろん主張したところで、ロシアは無視するので「意味がない」でしょう。

ただし、「何も主張しない」のは「国家としての体裁をなしていない」と言えます。

国家が最優先しなければならないのは、「国民・領土の確保」です。

「領土を他国に良いようにされて黙っている」では、「真っ当な国家」とは言えないと思います。

新地球紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次