一時停戦向けた協議〜一歩引いた姿勢のNATO・欧州とロシアの交錯する思惑・遵守されぬ一時停戦・台湾が感じている恐怖・日本と台湾〜|露ウクライナ侵攻

前回は「ロシア原発攻撃〜「禁じ手」に出たプーチン大統領・ヒトラーと同盟国・枢軸国であった日本の立場〜」の話でした。

目次

一時停戦向けた協議:一歩引いた姿勢のNATO

左上から時計回りに、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領、Joe Biden米大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席、Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

原発攻撃を実施したロシアに対して、ゼレンスキーウクライナ大統領はNATOに「飛行禁止区域設定」を求めました。

ところが、NATO介入によって戦争が拡大することを恐れたNATOは拒否しました。

Ukuraineは
なんとかしてやりたいが・・・

これ以上、Ukuraineに加担すると、
Putin大統領が何をするか分からん・・・

ゼレンスキー大統領やウクライナの方々の「やるせない気持ち」は、西側諸国の皆が分かります。

NATOとしては、「拒否せざるを得ない」状況で「止むを得ない」姿勢でしょう。

ロシア軍は、着実にウクライナの占領地域を拡大しています。

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プーチン露大統領は強気の姿勢を崩しておらず、状況は悪化の一途です。

飛行禁止区域設定に関しては、プーチン露大統領は、

世界に
破滅的な結果をもたらす!

と強く警告しています。

欧州とロシアの交錯する思惑:遵守されぬ一時停戦

左上から時計回りに、Emmanuel Macron仏大統領、Joe Biden米大統領Boris Johnson英首相、Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

ロシアとウクライナの間で「人道避難回廊設置の合意」がされたものの、危うい状況が続きます。

そして、「一時停戦が完全には遵守されていない」状況です。

ウクライナ市民の方々は西のポーランド・ハンガリー・ルーマニアなどに避難しています。

そして、多くの方がポーランドに避難しています。

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欧州は、ウクライナを懸命に救おうと努力を続けています。

ロシアとの関係も深いマクロン仏大統領も、プーチン露大統領と断続的に協議を続けています。

一方で、プーチン露大統領の要求のハードルが高すぎ、交渉は進展していません。

台湾が感じている恐怖:日本と台湾

大日本帝国の敗戦時の領土(第二次世界大戦全史 洋泉社MOOK)

日本にとっても「全く他人事」ではない状況が続きます。

ついに、台湾は

Ukuraineと、わがTaiwaは
違う!

と声明を発表するに至りました。

1894~1895年に日本(大日本帝国)は、当時の中国であった清国と戦争して勝利し、台湾を得ました。

その後、第二次世界大戦敗戦した1945年まで50年に渡り、台湾を領土としていた歴史があります。

いわば、台湾の旧宗主国である日本。

第二次世界大戦当時、「大東亜共栄圏」を標榜して、猛烈な領土を有した大日本帝国。

その日本に対して、アジアには、

Japanという国は、
とんでもない国だ!

と「日本は悪である」と主張し続けている国もあります。

その中、非常に親日的な台湾。

その台湾では、

ChinaがRussiaと同じことを考えていて、
実際に実行するかもしれない・・・

と、台湾の方々は恐怖を感じているのです。

日本は正面切って中国と事を構えるのは難しい状況で、実際こうした対外関係を「全て棚上げ」にし続けてきました。

大事なことを、棚上げにし続け「自国の意見」すら主張しない日本。

世界政治において、

Japanが何を
言おうが、興味がない・・・

そもそも、JapanのPrime Ministerが
世界政治に影響を与えることを、最近聞かないが・・・

世界中から、「どうでも良い」という扱いを受け続けている日本。

この非常時において、正常な国に戻り「主張すべきは主張する」という当然の事をする・出来る日本政府になって欲しい。

新地球紀行

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