ロシア原発攻撃〜「禁じ手」に出たプーチン大統領・ヒトラーと同盟国・枢軸国であった日本の立場〜|露ウクライナ侵攻

前回は「ICC正式調査開始〜ロシアに対する国際社会の包囲網・進まぬウクライナ・ロシア間の協議」の話でした。

目次

ロシア原発攻撃

左上から時計回りに、Boris Johnson英首相、Vladimir Putin露大統領、Emmanuel Macron仏大統領、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領(Wikipedia)

昨日、ロシアがウクライナの原発を砲撃しました。

ヨーロッパ最大級の原発と言われるサポリッジャ原発を攻撃するという、前代未聞の暴挙に出たのです。

Putinが「原発攻撃するぞ」と
脅してきているが・・・

Putinといえども、
さすがに原発攻撃は、実際にはやらないだろう・・・

と欧州・米国首脳は考えていたでしょう。

「禁じ手」に出たプーチン大統領

いわば「禁じ手」に出たプーチン大統領。

私は、「やる」と決めたら、
なんだってやるんだ!

攻撃により一時出火したものの、今は鎮火されてロシア軍が制圧したようです。

プーチン露大統領は、

Ukraine中立化は
絶対だ!

と宣言しており、ウクライナのEU加盟・NATO加盟は「絶対に認めない」姿勢です。

f:id:Yoshitaka77:20220304060413j:plain

この中、ウクライナが「貢献国」待遇でNATOサイバー防衛協力センターに参加が決定しました。

EUとしては、ウクライナの要求通り「即座のEU加盟」は認めたくても、出来ません。

プーチン露大統領が、さらにヒートアップするのが目に見えています。

そこで、ロシアが地上軍と同時に展開しているサイバー攻撃からは「ウクライナを守る」という姿勢を鮮明にしました。

これは、ボリス・ジョンソン英首相らの推進と思われます。

ロシアに対する具体的、かつ冷静な反撃の一手として非常に良いと思います。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

欧州諸国では「プーチンはヒトラーのようだ」という声が表立って出てきました。

ヒトラーと同盟国・枢軸国であった日本の立場

左上から時計回りに Adolf Hitler独総統、Winston Churchill英首相、Franklin Roosebelt米大統領、東條英機首相(Wikipedia)

かつて三国同盟としてナチスドイツと同盟を結び、第二次世界大戦では枢軸国の一つとして欧米と戦った日本。

日本では、比較的気軽に

ヒトラーの
ようだ・・・

と、メディア等でも出ます。

ヒトラーによる極めて甚大な惨禍を直接受けた欧州では、簡単に口にできる名前ではありません。

BBCは英国を代表するメディアですが、偏向しないように発信する世界で最も信頼されるメディアの一つです。

そのBBCで、この

Putinは、
Hitlerのようだ・・・

という市民の声を「正式に発表」したことは、大きな意味を持ちます。

必死に抵抗を続けるウクライナに義勇軍が到着し、戦闘は激化の一方です。

首都キーウは、ロシアの砲撃で目を疑うような大惨事となっています。

「どこでどう止めるか」を双方で模索し、水面下で話し合っていることと思います。

3日前には「ウクライナ駐日大使の面会要請を、外相が1ヶ月放置」と報じられました。

日本人の一人として、嘆かわしいというか、なんとも言えない気持ちになりました。

岸田首相は海外との協議をしていますが、「岸田首相の考え」があまり、というか全く見えません。

こんな非常時こそ、ペーパーを読まずにハッキリと前を向いてほしい。

そして、世界に「日本あり」という姿勢を出してほしいと思います。

それは、日本政府には「無理な要望」なのかもしれません。

新地球紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次