ロシアと欧州 5〜住民投票+併合を目論むロシア・ノルドストリームのガス漏れ事故・債権市場の混乱・欧州の経済の暗雲〜|露ウクライナ侵攻

前回は「ロシアと欧州 4〜フランスのロシアに対する強い非難・トラス新政権の英国の方針・英仏エネルギー協力・調整続く米株価と急速なドル高〜」の話でした。

目次

住民投票+併合を目論むロシア

左上から時計回りに、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領、Joe Biden米大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席、Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

ロシアが、「住民投票+併合」の計画 を具体的に進めています。

その中、ゼレンスキー大統領は怒りを露わに反論をしています。

こんな一方的なことが
許されて、いいはずがない!

プーチン大統領を
世界が止めなければ、大変な事態になる!

ロシアに対して、非常に強い警告を出しました。

ノルドストリームのガス漏れ事故

Ursula Gertrud von der Leyen欧州委員会委員長(Wikipedia)

欧州では、ノルドストリームのバルト海での、ガス漏れ爆発事故が深刻な影響を与えています。

「ガス漏れ」の原因は、明らかになっていません。

REUTERS

「稀な爆発」が続けて3回起きるのは、「確率的に非常に小さい」とされています。

補修には3ヶ月程度かかるとされ、その間機能を停止します。

現在、停止している「ロシアから欧州へのエネルギー供給」は、当面絶望的となります。

欧州各国は軍を増派し、石油・ガス施設の守りを固めます。

債権市場の混乱:欧州の経済の暗雲

左上から時計回りにXi Jinping(習近平)中国家主席、Yoon Suk Yeol韓国大統領、岸田首相、Tsai Ing-wen(蔡英文) 台湾総統(Wikipedia)

債権市場で、混乱が広がっています。

特に欧州各国の経済状況の悪化により、「最も安全な資産」と言われる債権が揺れています。

一度戻した米株は、大きく下落しました。

ウクライナ侵攻の先行きが見えない中、欧州経済の先行きは、かなり悪い状況です。

エネルギー問題に関しては、資源がほとんどない日本もまた、極めて大事なことです。

科学技術立国・日本は、長年の科学者・技術者軽視により、その地位が非常に落ちています。

経済・財政には、欧州よりも余裕がある日本。

ここで、科学技術重視の経済政策を、明確に打ち出して欲しいです。

大企業で減収・減益が続く中、株式市場の先行きは非常に難しい状況です。

米国株に対して市場は、しばらく様子見を続けると考えます。

新地球紀行

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