ロシアと欧州 4〜フランスのロシアに対する強い非難・トラス新政権の英国の方針・英仏エネルギー協力・調整続く米株価と急速なドル高〜|露ウクライナ侵攻

前回は「ロシアと欧州 3〜トラス新首相誕生・エリザベス女王国葬・強まるロシアの敗勢・揺れる欧州と堅調な米国〜」の話でした。

目次

フランスのロシアに対する強い非難

Emmanuel Macron仏大統領(Wikipedia)

マクロン大統領が、国連の演説でロシアを痛烈に非難しました。

これまで「反ロシア」であるものの、英国よりも「ロシアと話し合いをする」姿勢だったフランス。

ある意味、ロシアにとっては、「敵ばかりの欧州の中で、比較的良好な関係」にあったフランス。

そのフランスが、明確に「反ロシア」に舵を切りました。

ロシアからのLNGの供給停止などで苦しむ中、かなり強い姿勢を示しました。

REUTERS

トラス新政権の英国の方針:英仏エネルギー協力

Elizabeth Truss英首相(Wikipedia)

英国では、英軍トップが「ロシア軍の苦境」の見解を公表しました。

英仏両首脳は、対ロシアで連携を強めています。

REUTERS

天然ガス供給を武器に、欧州を苦しめ続けるロシア。

天然ガス・原油などのエネルギー価格高騰により、経済的にも非常に潤ってきました。

ところが、エネルギー価格が下落を続け、落ち着いてきています。

その中、プーチン大統領の「エネルギー戦争」の戦略は、目論見が狂い始めています。

調整続く米株価と急速なドル高

Joe Biden米大統領(Wikipedia)

世界中の国が苦しむ中、比較的堅調な米国。

利上げもあり、「1世代に1度」のペースでドル高が進みます。

あまりに急速なドル高のため、「景気減速深刻化・インフレ加速」の可能性が高まっています。

下落を続ける米株価。

特に昨年まで非常な勢いで伸びていたNasdaqは、下落の一方です。

米国の科学技術・軍事技術の増強を考えると、Nasdaqなどの指数は、コロナ前からの伸びが「適正化された」と考えます。

FRBの姿勢次第ですが、当面調整続くも、徐々に復調すると考えます。

新地球紀行

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