前回は「英国の強硬姿勢」の話でした。
米国・欧州が積極的に支援していますが、ロシアのウクライナへの猛攻が続きます。
その中、検察・保安局トップの解任に踏み切ったゼレンスキー大統領。
「ロシアに協力する反逆行為があった」とされ、ウクライナ内部の権力強化が図られています。
インフレ・異常気象など世界中が困難な中、戦場となっているウクライナの悲劇は極めて深刻な状況です。
懸念されていた「ロシアの欧州へのガス供給停止の可能性」に関して、動きがありました。
ロシア国営ガスプロムが、欧州の顧客に対して「不可抗力により、供給の保証ができない」と通達を出しました。
予想されていたとはいえ、欧州に非常に強い揺さぶりをかけているプーチン大統領。
インフレ・異常気象に加え、エネルギー問題が本格化すると、欧州は非常な困難に陥ります。
英国党首(首相)選挙では、三回目もスナーク前財務相がトップとなりました。
仮に、スナーク前財務相が英国新首相となる場合、ジョンソン首相の路線を「大きく変更する」可能性があります。
これまで、ウクライナ侵攻でロシアに強行路線をとってきた「英国の姿勢」が、大きく変わる可能性があります。
プーチン大統領も、英国の選挙を非常に注目していると思われます。
米国を中心とする西側のウクライナへの兵器・武器供与が続く中、ロシアが「次の攻撃段階」準備をしている模様です。
侵攻当初は、西側諸国が団結してロシアに対抗する体制でした。
西側各国が、大きな困難を抱え、状況が変わりつつあります。
その中、「欧州へのロシアのガス供給」のカードを明確に出してきたロシア。
様々な面で、非常な危機に直面している欧州。
英国では、記録的熱波による「観測史上初の40℃超え」が現実化し、厳戒態勢が続きます。
先行き不透明な世界において、地球の問題に関しては、特に西側が結束して協調体制をつくって欲しい。