前回は「米国の挑戦 7〜米国の軍事力強化・「世界の警察ではない」からの大転換・気候変動への強い意欲〜|」の話でした。
米議員団の台湾訪問

先日のペロシ下院議長に続き、米議員団が台湾を訪問しました。
立て続けに台湾を訪問し、「台湾をバックアップする」姿勢を鮮明に打ち出した米国。

習近平(Xi Jinping)国家主席は、バイデン大統領に「戦争の意図なし」の説明をしていました。
中国政府としては、「触れてほしくない」台湾に敢えて「触れ続ける」米国。
世界秩序再構築目指す米国

ロシアによるウクライナ侵攻によって、地政学が大きく変わる中、「米国主導で世界秩序再編成」への強い意志が伺えます。
世界中でインフレが強まっている中、ニューヨークの家賃相場は、6月に前年同月比39%という空前の上昇となりました。
「家賃が一年で約40%アップする」という事態は、日本のいかなる地域でも「想像できない」レベルです。
家賃は、それほど大きく変わらないからです。
トランプ前大統領の自宅強制捜索

トランプ前大統領と政争となっている状況で、FBIが「前大統領の自宅強制捜索」に出ました。
2年前の「選挙不正疑惑」がずっと続く中、民主党と共和党が中間選挙前に激しい戦いをしている状況です。
その中、「捜査令状が公開」される点は、さすが「民主主義の米国」です。
「敵と争っても、正々堂々と」というのは、ロシアなどの国々とは「根本的に異なる姿勢」です。

堅調に復活しつつある米経済。
そして、「安全資産としてのドル」の価値も上がりつつあります。
あまりに急速なインフレに、FRBも世界中の中央銀行も頭を悩ませています。
コロナ・ロシアのウクライナ侵攻という、非常に大きな事態が立て続けに発生した世界。
この2年で、世界中が大きく変化しました。
その中、政治・経済・科学・エネルギー・資源・軍事でトップを走り続ける米国。
すでにインフレが確定した中、米経済は堅調に成長し、ダウ・ナスダック等指数も昨年レベルに復活するでしょう。
その後、多少の調整があるものの、全体的にはインフレ基調のまま、米経済が大きく前進すると考えます。