前回は「米国の挑戦 4〜混乱する株式市場・不安定な欧州を反映する欧州市場・成長競う米中〜」の話でした。
構成強めるロシア・プーチン大統領
さらに強硬姿勢を強めるロシア。
欧州への天然ガス供給を減少させる方針を明確にしています。
特にドイツなどでは、非常に悪影響を受ける可能性が指摘されています。
異常気象・エネルギー不足など非常に深刻な状況にある欧州。
フランスでは「冷房中のドア閉鎖を義務化」の方向で、これは非常に良いことだと思います。
異常気象が続く中、「少しでも悪化を防ぎたい」気持ちが表れています。
「冷房している店舗のドア開放」によって、どの程度の影響があるかの算定は難しいでしょうが、これは正しいと思います。
日本でもこの「冷房中のドア閉鎖を義務化」の方向にすべきと考えます。
米国産天然ガス争奪戦
ロシアの欧州への天然ガス供給が非常に不安視される中、米国産天然ガス争奪戦が起きています。
ロシアと共に資源を「無尽蔵に保有する」とも言える米国。
第二次世界大戦の際、資源不足で悩んだ日本。
対して、米国は原油産出量において、旧ソ連をはるかに上回る「世界2/3の算出量」を持っていました。
まさに「持てる国」の米国。
原油と天然ガスでは、資源の眠る位置や算出方法が異なります。
現在は、中東が原油シェアを伸ばしましたが、米国には資源において、まだまだ余力があると見られます。
TESLAと電池・資源
様々な話題を提供しつつも、TESLAが非常に好調なElon Musk氏。
創業者・パイオニア・エンジニア・イノベーター・・・様々な顔を持ちます。
そのTESLAの元CTO(最高技術責任者)が、経営する会社が「大規模なEV電池新工場建設」を発表しました。
非常に多くの資源を持ち、軍事技術・IT・科学技術など、ほとんどの分野でダントツの米国。
景気減速の懸念が伝えられていますが、全く問題ないでしょう。
むしろ、米国の成長が加速してゆくと考えます。