英国の未来 6|世界情勢

前回は「英国の未来 5」の話でした。

The Sun’s Showdown: The Fight for No.10

英国の首相を決定する保守党党首選挙。

テレビで連日のように激論を続けている、候補者のスナーク前財務相、トラス外相。

Rishi Sunak元財務相

最終投票は、16万人ほどの保守党員による投票で決まります。

Elizabeth Truss英外相(Wikipedia)

双方が非常に険しい表情をしながら、激論を続けています。

非常に成熟した英国の民主主義。

主に税金の話が多く、一般英国民である保守党員もまた、税金が非常に大きなウエイトを占めていることが分かります。

双方の陣営が、「ジョンソン首相の入閣は認めない」姿勢を鮮明にしました。

一般投票では、優勢と見られているトラス外相。

英国の対外関係の連続性からも、ジョンソン首相に対する姿勢からもトラス外相が望ましい。

スナーク前財務相もまた、1980年生まれの42歳と非常に若く、極めて有能な方です。

僕としては、トラス首相・ジョンソン外相が、現在の英国にとってベストと思います。

しかし、英国民の感情からすると難しそうです。

ドラギ伊首相が辞任し、フランスのマクロン大統領は選挙で大敗し、ドイツはロシアにエネルギーで揺さぶられています。

ここは、Common Wealth of Nations(英国の旧植民地などの経済同盟)を持つ、潜在能力抜群の英国。

次期英国首相には、欧州のみならず世界を牽引する期待が集まります。

まだ、コロナ前の株価を挽回できていない英国FTSE。

強い英国経済と、安定した生活を望んでいる英国民にとって、新首相は一月あまり後に決定します。

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