前回は「上は向かなくても前を向いて、ハッキリと相手に意思を伝えよう 3」でした。
今回は電柱の話です。
日本は、欧米と比べると昔から電柱が多いです。
これは戦後高度成長期に、電線を埋設するのと電柱による配電とのコストを比較した時に、電柱の方がはるかに安価であったことから電柱がどんどん立ちました。
2000年ごろから「電柱は減らそう」という雰囲気になってきましたが、どうなっているのでしょうか。

実態は増えているのです!

あらめて見ると衝撃的です。
「減らす」どころか増えているのです。
それも、年間7万本です。

電柱が林立しているのをみると「日本は後進国なのではないか?」とすら思ってしまいます。
まず、醜いです。
電柱だけでも十分醜いのに、それに大きなトランスが乗っかっています。
更に黒くて太い電線が縦横無尽に張り巡らされているのをみると、なんとも嫌な気持ちになってしまいます。
電線・電柱のない場所も一部ありますが、大抵はあります。
写真を撮った時、電柱が映らなくて電線だけであっても、残念な気持ちになります。

地震の際に、電柱だけでも倒れてきたら危険だと思います。
上に乗っているトランスみたいな物体が落ちてきたら、大変なことになります。
「醜すぎて」「危険すぎる」と思うのです。
「景観を美しくする」まで行かなくても、「身の回りの街を考えて、景観と防災を考える」ことは大事なことだと思います。