リメンバー・パール・ハーバー 15〜奮い立つ山本長官〜

前回は「リメンバー パール・ハーバー 14〜相性と人事〜 」の話でした。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本戦記シリーズNo.61 新人物往来社)

やはり、南雲には任せられん!

はっきり言えば、山本長官は南雲司令長官が嫌いだったのでしょう。

真珠湾奇襲攻撃に対して、山本は思います。

まさに乾坤一擲の奇襲作戦だ。

桶狭間とひよどり越えと川中島を
一度にやるようなものだ。

「桶狭間」は、勢力の小さな織田信長が大勢力・大軍の今川義元を破った戦い。

桶狭間の戦い(Wikipedia 歌川豊宣画)

後に覇王となった織田信長は、この戦いで鮮烈なデビューを飾ります。

「ひよどり越え」は源義経が、一気に崖を駆け降りて平家の大軍を破った戦い。

一の谷合戦(Wikipedia)

「川中島」は武田信玄と上杉謙信の死闘です。

川中島の合戦(Wikipedia)

「桶狭間」では自らを織田信長に

織田 信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

「ひよどり越え(一の谷の戦い)」では自らを源義経に自らをなぞらえたでしょう。

源 義経(WIkipedia)

「川中島」は武田信玄と上杉謙信のどちらか判然としません。

おそらく上杉謙信に自らをなぞらえたのでしょう。

上杉 謙信(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

第四次川中島の戦いで、武田軍の「キツツキ戦法」に対して、猛然と武田信玄の本陣へ突撃した上杉謙信。

悩み抜きましたが、すでに禁じ手に踏み切っている山本長官に、怖いものはありません。

ならば自分が真珠湾へ行くしかない。

山本五十六 連合艦隊司令長官(Wikipedia)

山本長官は、軍令部および海軍省に伝えます。

私自ら第一航空艦隊司令長官となります。

機動部隊を直卒して、
ハワイ真珠湾奇襲攻撃へ向かいます。

また山本長官の独断専行が再開しました。

これが許される風土もまた、「いかにも日本的」であり、米軍では、こういう我が儘は許されないでしょう。

山本長官の我が儘に、海軍首脳、つまり山本の海軍兵学校先輩達は、また悩むのか、突っぱねるのか。

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