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リメンバー パール・ハーバー 16〜猛反対受ける山本五十六〜

前回は「リメンバー パール・ハーバー 15〜奮い立つ山本長官〜」の話でした。

山本五十六 連合艦隊司令長官(Wikipedia)

山本は決断します。

私が、自ら真珠湾へ乗り込む!

自ら上杉謙信となり、謙信が川中島の戦いで武田信玄の本陣に猛然と突撃したように。

山本自らが真珠湾へ

猛然と突撃して、大成功を納めてみせる!

川中島の合戦(Wikipedia)

そもそも、第一航空艦隊旗艦の赤城は、山本自身がかつて艦長として座乗していた艦船です。

赤城のことは知り尽くしており、愛着もあります。

第一航空艦隊 旗艦 空母赤城(Wikipedia)

空母赤城を最も知っているのは、
私だ!

自分が司令長官として乗り込めば、操艦は艦長に任せます。

航空本部長として、
空母・航空隊を育てたのは私!

押し切った当事者・責任者ある私が、
直接機動部隊を連れてゆく!

山本長官は大いに意気込みます。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本戦記シリーズNo.61 新人物往来社)

しかし、これには流石に、及川海軍大臣も永野軍令部総長も二人して猛反対します。

永野修身 軍令部総長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本戦記シリーズNo.61 新人物往来社)

おい。山本。

いい加減にしろ。

特に、山本の大先輩の永野修身 軍令部総長は猛烈に反対します。

ここで、もう一度、先輩・後輩を確認します。

海軍兵学校卒業期職務名前
28軍令部総長永野修身
31海軍大臣及川古志郎
32連合艦隊司令長官山本五十六
海軍首脳の海軍兵学校卒業期

永野軍令部総長、及川大臣、山本長官は、それぞれ海軍兵学校卒業期が28期、31期、32期です。

これら三つの役職は、「海軍の三顕職」と言われました。

しかし、連合艦隊司令長官の権限は「前線作戦指揮」に限られていました。

職務名前権限
軍令部総長永野修身軍令:戦略
海軍大臣及川古志郎軍政:人事・管理
連合艦隊司令長官山本五十六前線戦略
海軍首脳の職権

「連合艦隊司令長官」というと、「海軍のボス」という印象を受けます。

しかし、その権限は非常に限られており、軍令・軍政に関する権限は、ほとんどなかったのです。

つまり、「卒業期の順序」が「権力の順序」と同一だったのです。

及川古志郎 海軍大臣(Wikipedia)

山本よ。
何言ってるんだ。

先輩であり、山本より強い権限を持つ永野総長・及川大臣は、猛烈に反対します。

・・・・・

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