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リメンバー パール・ハーバー 13〜煩悶する山本長官〜

前回は「リメンバー パール・ハーバー 12〜押しきられる山本長官〜」の話でした。

及川古志郎 海軍大臣(Wikipedia)

年功序列とも言える「先任順序」を絶対に曲げない及川海軍大臣。

山本長官は、悩みに悩みます。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本戦記シリーズNo.61 新人物往来社)

南雲はもともと航空専門ではなく、山本は南雲とはウマが合わず、ロクに口をきく間柄ですらありません。

真珠湾奇襲攻撃は、日本海軍のみならず「日本の運命を左右する」超重要作戦。

この作戦を実施する最高責任者である航空艦隊司令長官の人事。

こんなことで良いのか?

山本長官は考え込みます。

南雲忠一 第一航空艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本戦記シリーズNo.61新人物往来社)

連合艦隊・海軍省・軍令部の幹部のほぼ全員が、海軍兵学校出身という環境。

日本海軍を会社に例えれば、「会社の社員ほぼ全員が、同じ大学出身」という環境です。

この環境では、どうあっても「大学の先輩・後輩の序列」がずっと続きます。

息が詰まるような環境でしょう。

南雲か・・・

海兵36期卒業の南雲忠一は、海兵32期卒業の山本長官の4期後輩。

4期違うと、もはや「完全な上下関係」があります。

そして、32期卒の山本長官の4期上が28期卒業の永野軍令部総長。

永野修身 軍令部総長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本戦記シリーズNo.61 新人物往来社)

「4期の違い」は中高一貫校で、中学1年生と高校2年生の関係。

海軍兵学校はいわば大学的な位置ですが、これだけの期の違いは大きいです。

南雲なんかに任せて良いのか?

小沢か山口ならば、
任せられるのだが・・・

「海軍兵学校の先輩・後輩」の上下関係の中、奇襲攻撃成功に万全期したい山本は煩悶します。

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