すぐ謝ることの是非 2|社会問題

前回は「すぐ謝ることの是非 1」の話でした。

すぐにクライアントに謝罪してばかりの営業担当者。

クライアントが何か言おうものなら、すぐに

申し訳御座いません。

と頭を下げるのです。

そんなに
謝らなくても・・・

と内心僕は思いますが、こちら側の人間が一人謝っているのに、謝らないと、

態度が大きい奴だ。

と誤解されかねません。

そこで、僕もつられるように

申し訳ありません。

と軽く謝ります。

なんとなく釈然としません。

しかし、この担当者は実は陰ではクライアント(客)の悪口ばかり言うのです。

まだ若手だった僕は

ああ、
そう言うことか。

と分かりました。

クライアントに対して「申し訳御座いません。」とは、実は本当は「全く思ってない」のです。

そして

「申し訳御座いません。」と
言っておけばいいんだろう。

ということなんです。

東京(新地球紀行)

こういう方や組織とは、仕事をしたくないものです。

僕は仕事をしていて、クライアントの要望が少し食い違っていたり、行き違いがあることがあります。

人間だから、誰しも思い違いやミスもあるので、

これは、
間違っていた・・・

と思ったら、

申し訳
御座いません。

と謝り、出来る限りの対処をします。

しかし、誠心誠意仕事をしており、僕自身のプライドもあるから、ほとんど謝ることはありません。

最近はそれなりに実績を積んできて、僕たちも組む相手を「きちんと選んで」います。

やはり高い能力とプライドを持っている会社およびその社員は、滅多に謝らないです。

そういう能力とプライドを持っている人は、クライアントが何かを言っても、動じません。

逆にプライドがあるから、すぐ謝ったりせずにきちんと対応します。

そして、クライアントもその姿勢と対応に満足するのです。

良くやってくれた。

そこで、すぐに

申し訳御座いません。

と無用に謝罪する社員がいる会社と「一緒に仕事をする」のは要注意です。

あるいはそこへ「業務を発注する」場合は要注意だと思います。

よくよく見極めることが、大事なことだと思います。

同様な事を国際関係レベルで考えてみましょう。

ひょっとしたら海外の人から見て日本人は、何か言えばすぐに

申し訳御座いません。

「プライドと能力の低い」国民性と考えられているのではないでしょうか。

そうであれば、大変残念です。

少なくとも、アジア諸国で何かと「日本は悪い」と言っている国やその高官たちには、対処を真剣に考えるべきです。

すぐ謝ったりしないで、冷静にきちんと

日本はこう考えます。

とか、

日本の立場は、こうです。

と、もっともっと日本の意志・立場等をはっきりと主張することが大事です。

これは「大事」というよりも、国家間の関係において「最低限必要なこと」と考えます。

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