前回は「世界の危機 1」の話でした。
日米・日韓関係

今年5月23日に行われた日米首脳会談。
ロシアのウクライナ侵攻という現実があり、各国が防衛力強化を考えている中、「アジアの主軸は日米」のはずです。
日本にとっては、日本という国家の存在に関わる日米安全保障条約。
米国から、遥々アジア歴訪にやってきたバイデン米大統領が最初に訪問したのは、日本ではなく韓国でした。
これは、「韓国で新大統領が誕生した」ということもあるでしょう。
ところが、わざわざ「日本を通り過ぎて」韓国へ行ってしまいました。
バブル崩壊以降、「ジャパン・パッシング」と言われた時代がありましたが、それを思い出させます。
米民主党政権と日本

もともと、日本を軽視する民主党政権という現実もあります。
第二次世界大戦で、日本を完膚なきまでに叩き潰したルーズベルト大統領も民主党。
ルーズベルト米大統領とバイデン米大統領は、なんとなく雰囲気も似ています。
日本で、バイデン大統領は、台湾の防衛に関して、一歩踏み込んだ発言をしました。
そして、日米豪印のクアッドの東京サミットが開催され、対中問題の話をしました。
日本にとっては、台湾・中国問題は、非常に大きなことですから、一定の成果とも言えます。
ただ、これに止まるとすると、少し寂しい気もします。
科学・技術推進を明確に掲げ、対米投資を進める姿勢を明確にした韓国。
米国は大歓迎です。
半導体王国・日本の凋落

かつては、「半導体の王様」だった日本は、急速にその存在感を失っています。
このままでは「日本のシェアは0%になる?」との懸念もあります。
「新資本主義を掲げた」岸田首相。
内容が曖昧すぎて、よく分からないのが実情です。
「科学・技術立国だった」日本。
この科学・技術軽視から、科学・技術重視へ舵を大きく切らねば、日本の未来は真っ暗です。
日本は本当に危機的状況になると思います。
今こそ、「科学・技術重視」へ。