前回は「米国の挑戦 5〜テクノロジーの先端〜」の話でした。
目次
台湾と中国:ペロシ米下院議長の訪台

ペロシ米下院議長の訪台に怒りをあらわにする中国。
					BBCニュース
					
			
						中国、台湾周辺に弾道ミサイル発射 米下院議長の訪台受け – BBCニュース
						中国軍は4日、台湾の周りで大規模な演習を開始し、台湾の周辺海域に向けて複数の弾道ミサイルを発射した。日本政府は、中国が発射した弾道ミサイルのうち5発が日本の排他的…					
				まるで台湾を囲むかのような、露骨な軍事演習を続けています。

台湾国防部は、「中国が台湾本島攻撃の模擬演習」と発表しました。
					あわせて読みたい
										
				
			対戦車砲を手にした蔡英文総統:台湾と日本・帝国大学

ITなどの技術が非常に優れた台湾ですが、中国軍の脅威を非常に間近に受け、緊迫の度合いを高めています。
特に2000年以降、著しい経済発展を遂げてきた中国。
軍事費も凄まじい勢いで増額して、空母を含む軍備を強化してきました。

かつては日本の植民地だった台湾。
植民地と言っても、大日本帝国は、台湾や朝鮮などの内政に非常に力を入れてきました。
| 設置年 | 大学名 | 
| 1877年 | 東京帝国大学 | 
| 1897年 | 京都帝国大学 | 
| 1907年 | 東北帝国大学 | 
| 1911年 | 九州帝国大学 | 
| 1918年 | 北海道帝国大学 | 
| 1924年 | 京城帝国大学(韓国、のちに廃止) | 
| 1928年 | 台北帝国大学(台湾、のちに廃止) | 
| 1931年 | 大阪帝国大学 | 
| 1939年 | 名古屋帝国大学 | 
現代でも「七帝大」と呼ばれる、東京大学・京都大学などの旧帝国大学。

実は、京城・台北にも、それぞれ京城帝国大学・台北帝国大学が設置されました。
しかも、これらの京城・台北設置の帝国大学は、「阪大・名古屋大よりも先」でした。
この事実から、当時の大日本帝国の台湾・朝鮮に対する姿勢が、よくわかります。
ロボタクシー登場:未来都市深圳
そして、「未来都市」とも言われてきた深圳では、ついにロボタクシーが登場です。
					あわせて読みたい
										
				
			「自動運転推進を加速」して、IT・科学技術でも最先端を狙う中国の姿勢が鮮明です。
米国を強く意識し、「中国こそNo.1」と言わんばかりの強気の姿勢。
ロボタクシーは補助者が必要とは言え、運転するのはロボットです。
制度が未整備でも、このような「実験」を「現実」に実施する力を持つ中国の速度は脅威的です。

1990年のバブル期までは、「技術といえば日本!」と言われてきた日本。
憲法9条のため、軍事には直接関係する制約が大きいです。
日本政府による科学技術への「強い推進力」ではなく、「強いバックアップ」が望ましいと思います。


