前回は「米国の挑戦 5〜テクノロジーの先端〜」の話でした。

ペロシ米下院議長の訪台に怒りをあらわにする中国。
BBCニュース


中国、台湾周辺に弾道ミサイル発射 米下院議長の訪台受け – BBCニュース
中国軍は4日、台湾の周りで大規模な演習を開始し、台湾の周辺海域に向けて複数の弾道ミサイルを発射した。日本政府は、中国が発射した弾道ミサイルのうち5発が日本の排他的…
まるで台湾を囲むかのような、露骨な軍事演習を続けています。

台湾国防部は、「中国が台湾本島攻撃の模擬演習」と発表しました。
JP

台湾国防部、中国が本島攻撃する模擬演習と発表
台湾の国防部は6日、中国軍の航空機と艦船が台湾本島を攻撃する模擬演習を同日午前に行ったと発表した。中国が台湾周辺で実施している軍事演習は3日目を迎えた。
ITなどの技術が非常に優れた台湾ですが、中国軍の脅威を非常に間近に受け、緊迫の度合いを高めています。

特に2000年以降、著しい経済発展を遂げてきた中国。
軍事費も凄まじい勢いで増額して、空母を含む軍備を強化してきました。
そして、「未来都市」とも言われてきた深圳では、ついにロボタクシーが登場です。
JP

アングル:深センでロボタクシー日常化、中国が自動運転を加速
混み合う市街地で突然、自動車の前にデリバリー用の自転車3台が横断歩道を横切って飛び出してきた。自動車のダッシュボードには、1990年代のビデオゲームに登場した3…
「自動運転推進を加速」して、IT・科学技術でも最先端を狙う中国の姿勢が鮮明です。
米国を強く意識し、「中国こそNo.1」と言わんばかりの強気の姿勢。
ロボタクシーは補助者が必要とは言え、運転するのはロボットです。
制度が未整備でも、このような「実験」を「現実」に実施する力を持つ中国の速度は脅威的です。

1990年のバブル期までは、「技術といえば日本!」と言われてきた日本。
憲法9条のため、軍事には直接関係する制約が大きいです。
日本政府による科学技術への「強い推進力」ではなく、「強いバックアップ」が望ましいと思います。