中国の挑戦 1〜中台関係と先端技術〜

前回は「米国の挑戦 5〜テクノロジーの先端〜」の話でした。

Xi Jinping国家主席(Wikipedia)

ペロシ米下院議長の訪台に怒りをあらわにする中国。

まるで台湾を囲むかのような、露骨な軍事演習を続けています。

台湾周辺の中国軍の軍事演習範囲(BBC)

台湾国防部は、「中国が台湾本島攻撃の模擬演習」と発表しました。

ITなどの技術が非常に優れた台湾ですが、中国軍の脅威を非常に間近に受け、緊迫の度合いを高めています。

対戦車砲を手にした台湾の蔡英文総統(TAIWAN PRESIDENTIAL OFFICE)

特に2000年以降、著しい経済発展を遂げてきた中国。

軍事費も凄まじい勢いで増額して、空母を含む軍備を強化してきました。

そして、「未来都市」とも言われてきた深圳では、ついにロボタクシーが登場です。

「自動運転推進を加速」して、IT・科学技術でも最先端を狙う中国の姿勢が鮮明です。

米国を強く意識し、「中国こそNo.1」と言わんばかりの強気の姿勢。

ロボタクシーは補助者が必要とは言え、運転するのはロボットです。

制度が未整備でも、このような「実験」を「現実」に実施する力を持つ中国の速度は脅威的です。

岸田文雄首相(Wikipedia)

1990年のバブル期までは、「技術といえば日本!」と言われてきた日本。

憲法9条のため、軍事には直接関係する制約が大きいです。

日本政府による科学技術への「強い推進力」ではなく、「強いバックアップ」が望ましいと思います。

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