前回は「米国の挑戦 16〜米株の今後〜」の話でした。

トルコ・シリア地震
トルコ・シリアで発生した大地震の被害が拡大しています。

トルコ・シリア合わせて人口は1億200万人ほどで、日本よりも少ない中、すでに死者が35,000名を超えています。
原発事故がない点が大きく異なりますが、人的被害は東日本大震災をすでに上回り、拡大を続けています。

2018年に建築基準を改正したばかりにもかかわらず、トルコのマンション(集合住宅)などに大きな被害が出ています。
最終的な人的被害はさらに増加すると見込まれ、大変痛ましい状況が続きます。
トルコ・シリアなどの国民の方々や被災された方々・関係者の方々には、お見舞いを申し上げます。
米中の空の戦い

米中で熾烈な争いをしている「空の戦い」が拡大しています。
主に米中欧ロの「宇宙の領域拡大」が2000年頃から本格化してました。
そして、特に米中が宇宙探査機などの発射を、かなり活発に実施してきています。
その中、「宇宙よりも先に、まずは地球の空の領域拡大」と考えている米国と中国。
ウクライナ戦争の長期化が見込まれる中、「ロシア+中国」vs「米国+欧州」の構図が拡大の一途を辿っています。
もはや双方が「加熱するしかない」状況となってしまったかのような状況です。
レアメタルへの視線
さらに、EVなどグリーンエネルギー生産に不可欠なレアメタルへの視線が高まっています。

例えば、バッテリー作成に重要な役割を果たすリチウムは、オーストラリア・チリ・中国に偏在しています。
非常に偏在する傾向が強いレアメタルに対して、米中欧などが北極圏を目標としている状況。
空と北極圏で発生している熾烈な領土・領域争い。
この争いが軍事・先端科学技術の促進を生み出し、米中欧露などの国が鎬を削る方向が明確になりました。
2023年はレアメタルに関する先端技術などに、更なる強い注目が集まりそうです。