前回は「米国の挑戦 13〜台湾との関係〜」の話でした。
米国のウクライナ軍事支援
ウクライナへ軍事支援を続ける米国。
過去8ヶ月に170億ドル相当の武器・兵器をウクライナへ供給しました。
米軍の武器・兵器のおかげで、反撃に出ているウクライナ軍。
これまでの高機動ロケット砲システムHIMARSが、非常に強い威力を放っています、
その中、さらに強力な武器を要請しています。
戦術地対地ミサイル「ATACMS」など、より高性能で強力な武器を米国に求めるゼレンスキー大統領。
米国としては、さらに間接的にロシアと戦うことになり、緊張が高まるので、非常に慎重な姿勢です。
この中、ウクライナは13億ドルの緊急支援を決定しました。
米国の最新兵器を、喉から手が出るほど欲しいウクライナ。
米国軍事企業:軍事支援と伸びる受注
一方で、ロシアが「核兵器使用」を切り札にしており、これ以上高性能な武器は供給するのは困難です。
この米国製の武器・兵器への注目が、世界中から集まる中、関係する軍事関連企業は多くの受注を受ける見込みです。
ロッキード・マーティンなどの軍事関連企業は、米国政府から多くの武器・兵器発注を受けるとみられます。
そして、平和利用にも転用可能な軍事関連の米国の技術は、益々磨きがかかり、投資を呼びそうです。
IT関連企業で一時的に大きなレイオフがあった米国。
労働市場は加熱しており、米国経済の堅調さは揺るがないでしょう。
利上げ増進と米株価
堅調な経済指標から、「利上げ増進」の市場観測により、米株価は昨日大きく下げました。
これは、週の初めに大きく増進した分が戻った形で、週単位では調整中の状況です。
FRBによる利上げで、当面米国株は調整続けるとみられます。
一方で、世界で群を抜いて堅調な米国経済。
現在の株価は、2019〜2020年初頭のコロナ以前から、少し安いように感じます。
非常に高いインフレの米国、および通貨高のドルから見ると、さらに下落して見えます。
一時的な調整が続くも、年末頃からは、米国株は復調して行きそうです。