前回は「緊迫するウクライナ情勢〜国歌斉唱と「君が代」〜」の話でした。
世界情勢と情報機関:英国情報部MI6

ウクライナ情勢は「沈静化の方向」という報道がありましたが、英国情報部の見方は異なります。
英国情報部というとMI6が考えられますが、この情報が正しいのでしょう。

かつては、世界最強国・大英帝国であった英国。
その世界中の地域・国を支配する時、最重要だったのが情報・諜報だったのです。
そのため、現代でも「情報・諜報を最重視する」英国。

今、世界中の国家元首・政府幹部が、
A国の国家元首は
何を考えているのか?
B国の大統領は
何を目論んでいるのか?
の情報は極めて大事です。
情報部が極めて貧弱な日本:戦前の日本の情報部

戦前は陸軍中野学校出身者などが、日本陸海軍の諜報活動を担い、大きな成果を挙げました。
戦後ずっと言われていますが、現代日本には、まともな情報機関がありません。
内閣情報調査室が、その役割を果たしているとも言われます。
ところが、CIA・NSA・MI6等とは比較の対象になりません。
周囲をロシア・中国・北朝鮮という「かなり危険な国々」に囲まれている日本。
それなのに、まともな情報部がない日本は「常に大きな脅威にさらされている」事態です。
日露戦争における卓越した諜報:明石元二郎大佐

日露戦争の時は、明石元二郎大佐がロシア国内で諜報活動・煽動を行いました。
そして、
明石の活動は
10個師団に匹敵する・・・
と言われたほどの活躍をしました。
後に台湾総督になり、台湾の発展にも貢献した明石。
第二次世界大戦の時に、日本には諜報機関がありました。
ところが、主に対米戦において海軍の作戦では事前に暗号を傍受・解読されて、敗退を続けた日本。
真珠湾奇襲攻撃の時、米国は日本の暗号解読により、
Japanが何を
考えているのか、はお見通しだ・・・
つまり、「日本の出方をほぼ全て把握していた」とも言われます。
日本にもしっかりした諜報・情報機関の設立を、具体的に検討すべき時期はとうに過ぎました。
「検討」ではなく、「具体的に設置」する時期は今しかありません。