日本の行方〜英国の目標・日本の金融緩和・日銀の姿勢〜|露ウクライナ侵攻

前回は「欧米の次なる手」の話でした。

左上から時計回りに、Boris Johnson英首相、Vladimir Putin露大統領、Emmanuel Macron仏大統領、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領(Wikipedia)

欧州とロシアの対立は深まる一方で、応酬の連鎖となっています。

兼ねてから、ロシアに対して最も強硬な姿勢を貫く英国。

Elizabeth Truss英外相(Wikipedia)

トラス英外相は、

Russiaを、
Ukraine全土から押し出すべき!

と、目標を明確に主張しました。

西側:欧米のスタンスを明確にしたことは、非常に意義深いと考えます。

「戦車供与」をするほど、「ウクライナ支援」を明確に打ち出した英国。

世界中を反ロシアに導く姿勢を続ける中、ロシアは苦しい状況です。

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

ロシアに出来ることは、「軍事侵攻強化」と「エネルギー供給停止」しかありません。

実態としては追い詰められつつあるロシア。

プーチン大統領は、さらに強気姿勢を強化しています。

他国が介入ならば、
「電光石火の対応」する!

と、警告しました。

この「電光石火の対応」には「核兵器使用を含む」のです。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

プーチン大統領がこう主張することは、米英共に「想定していた」でしょう。

英国がロシアに、

もう良い加減に、
停戦・即時撤退して下さい!

と、主張して、経済封鎖しました。

のみならず武器供与にまで踏み切った中、プーチン大統領は拒否している状況。

歴史的にみても、ロシアは「折れない」国です。

はい。
分かりました。

と、言うことは「考えていない」国です。

双方、どうにもならない状況の中、ウクライナでは多くの方が、非常に悲惨な状況が続いています。

そして、我が国日本。

円安が続く中、ついに「20年ぶりに1ドル130円台」となりました。 

黒田東彦日銀総裁(Wikipedia)

ひたすら

金融緩和
します・・・

としか言わない日銀総裁・幹部の方々。

金融緩和
続けます・・・

ドルが金利アップの方向の中、金融緩和では「円安が進むしかない」のです。

日本は、昔から「責任者が不明確」で「失敗しても責任を取らない・取らせない」文化が強いです。

これは欧米とは真逆の発想です。

日本の非常時とも言える今、日本経済の舵を取る方々には「責任者である意識」を非常に強く持って頂きたい。

そして、上手く行かなかった時は「責任を取る」という姿勢を打ち出して欲しい。

このまま、ズルズル円安が進めば、日本はどんどん落ちてゆく一方になるのではないでしょうか。

新地球紀行

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