AUKUSと日本〜ロシアのNATOへの強い懸念・NATOの拡大とAUKUS・フィンランドとスウェーデンがNATO正式加盟へ〜|露ウクライナ侵攻

前回は「NATO拡大」の話でした。

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ロシアのNATOへの強い懸念:フィンランドとスウェーデンがNATO正式加盟へ

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

久しぶりに会見したプーチン大統領。

「目的達成まで、侵攻継続」と主張し、強行姿勢を全く崩しません。

ロシア軍が生物化学兵器を使用した可能性も既に指摘され、ウクライナの状況は日々悪化する一方です。

Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領(Wikipedia)

バイデン大統領は、ロシアの行為を「ジェノサイド(集団虐殺)」と明言しました。

ジョンソン英首相らのロシア包囲網は確実に・着実に大きな効果を挙げています。

ロシアも大国であり、ベラルーシなどの同盟国が支えている状況です。

と言っても、欧州・米国などの西側が一体となって経済封鎖すれば「ロシア経済が持ちこたえることは不可能」です。

その中、どのように交渉を続けてゆくか、を双方睨み合っている状況です。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

フィンランド・スウェーデンがNATO正式加盟する方針が明らかとなりました。

対して、軍事的な関わりが米国はじめとするいくつかの国との「二国間協定」中心の日本。

NATOの拡大とAUKUS

NATOの拡大(BBC)

NATOは猛烈な勢いで拡大を続け、米国もバックにいる中、世界の中心的軍事同盟となっています。

この中、「米英豪が日本にAUKUS加入打診か」の報道がされました。

これに対して日本政府は否定しています。

実態は不明ですが、水面下でなんらかの協議がされていて、

日本政府としては、
まだ公に出来ない・・・

のでしょう。

これは非常に良い方向で、ぜひ日本はAUKUSに加入すべきと考えます。

革新性は米国に大きく劣るものの、日本の技術はまだ世界有数であり、英豪よりは上です。

また、地政学的に米英豪に日本が加わると、太平洋を周囲からがっしり固めることになります。

その意義は、非常に大きいでしょう。

AUKUSと日本

岸田文雄首相(Wikipedia)

日本が加入した場合、

JAUKUS?

という話もありますが、Jが最初に来るのは大変光栄です。

流石になさそうですが、「後から参加した日本を持ち上げる」ためにも、そうなるかもしれません。

また、英語の音を考えると、これしかなさそうです。

「慎重に検討」の意見もあるようですが、(軍事)同盟を「慎重に検討」するのは当然です。

そして、いつも日本は「慎重に」検討しすぎです。

ぜひ岸田首相にはリーダーシップ持って、早々にAUKUSへ参加を決断し、日本政府を引っ張って欲しいと思います。

新地球紀行

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